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J-GLOBAL ID：201402242023612513   整理番号：14A0728449

標準規格必須特許のRAND実施料率に関する裁判例-マイクロソフト社対モトローラ社米国訴訟(事件番号10-CV-1823)-

著者 (1件)： 小林和人 (日本弁理士会)
資料名： パテント  (Patent)
巻： 67  号： 7  ページ： 46-57  発行年： 2014年06月10日 
JST資料番号： G0278A  ISSN： 0287-4954  CODEN： JAXXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクロソフト社(MS社)対モトローラ社(MO社)の標準規格必須特許のRAND実施料率を具体的に算定した米国訴訟の判決について述べた。MO社は,ビデオ映像符号化H.264と無線LAN802.11の標準規格必須特許を保有しており,それぞれを標準化した国際標準化団体で「合理的かつ非差別的な条件でライセンスするRAND宣言」を行っていた。MS社は,MO社から最終製品の2.25%の実施料率の申し出が出され,MS社はRAND宣言の義務違反ではないかとMO社を提訴した。裁判の経緯と裁判所が決定したそれぞれの特許の実施料率について述べた。これまで不明瞭であったRAND実施料率に対する基本的な考えを提示するものであり,具体的な実施料率の算定に寄与する。今後の必須特許に関する訴訟に大きく影響すると思われる。

シソーラス用語： 規格 ,  *特許侵害訴訟 ,  *特許判例 ,  アメリカ合衆国 ,  *映像 ,  *符号化 ,  *無線LAN ,  *ライセンス ,  料金
準シソーラス用語： 標準規格 ,  *ビデオ映像 ,  実施【特許】 ,  *実施権

分類 (1件)： 工業所有権  (HA03000C)

引用文献 (3件)：

• FINDGS OF FACT AND CONCLUSIONS LAW CASE2: 10-cv-01823 UIITED STATE DISTRICT COURT WESTERN DISTRICT OF WASHINGTON AT SEATLE 2013年4月25日
• 「標準規格必須特許権の権利行使をめぐる動き」ジュリスト9月号2013年
• 知的財産と損害賠償 田村善之2004年弘文堂

タイトルに関連する用語 (8件)： 標準規格 ,  特許 ,  実施 ,  裁判 ,  米国 ,  訴訟 ,  事件 ,  番号