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J-GLOBAL ID：201402242846431956   整理番号：14A0889336

生産・流通・加工工程における体系的な危害要因の特性解明とリスク低減技術の開発〈化学物質〉第1章 農産物におけるヒ素およびカドミウムのリスク低減技術の開発 2 畑作物におけるカドミウムの体系的なリスク低減技術の開発(13)資材等を利用したダイズカドミウム吸収抑制技術およびカドミウム汚染リスク予測技術の開発

著者 (7件)： 川崎晃 (農業環境技術研) ,  細淵幸雄 (北海道総合研究機構) ,  伊藤正志 (北海道総合研究機構) ,  中川進平 (秋田県農林水技セ) ,  武久邦彦 (滋賀県農業技術振興セ) ,  白尾謙典 (熊本県農業研究セ) ,  柿内俊輔 (熊本県農業研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 521  ページ： 112-116  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)アルカリ資材施用によるCd吸収抑制:アルカリ資材で子実Cd濃度を低下させるには,開花期に土壌pHを6以上に高める必要があると考えられた。(イ)土壌の理化学性に基づくCd濃度予測:子実中Cd濃度を説明する変数として,1M酢酸アンモニウム抽出Cd(酢安Cd,mg/kg),pH(H₂O),全炭素(TC,%),ダイズ作付年数を選択し,重回帰による予測式を作成した。予測値の範囲は1%水準で概ね±0.15mg/kgであった。(ウ)ダイズのCd吸収パターンの解析と収穫前予測:開花期以降の葉のCd濃度と子実Cd濃度との間に正の相関関係が認められ,展開第3葉を利用した子実Cd濃度のモニタリングの可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 材料 ,  *技術開発 ,  *ダイズ ,  重金属汚染 ,  *予測 ,  *カドミウム ,  種子 ,  生体内分布 ,  濃度 ,  成長段階 ,  土壌酸性度 ,  抽出 ,  物質収支 ,  栽培管理 ,  葉
準シソーラス用語： カドミウム汚染 ,  *カドミウム吸収 ,  *リスク予測 ,  塩基資材 ,  開花期 ,  吸収抑制 ,  作付け ,  子実 ,  生体内濃度 ,  全炭素 ,  葉(植物)

分類 (3件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  土壌管理  (FB04070J)

物質索引 (1件)： 酢酸アンモニウム

引用文献 (3件)：

• 土壌環境分析法編集委員会(1997).土壌環境分析法,博友社.199-201.
• 伊藤純雄(2004).転換畑ダイズのカドミウム濃度を下げる工夫.農業技術.59:11-15.
• 雄川洋子、稲原誠(2009).アルカリ資材を用いた土壌pH矯正によるダイズのカドミウム吸収抑制.土肥誌.80:589-595.

タイトルに関連する用語 (16件)： 流通 ,  加工工程 ,  体系 ,  要因 ,  リスク低減 ,  開発 ,  化学物質 ,  農産物 ,  ヒ素 ,  カドミウム ,  畑作物 ,  体系的なリスク ,  資材 ,  ダイズ ,  カドミウム汚染 ,  リスク予測