文献

J-GLOBAL ID：201402247918504475   整理番号：14A1264826

海洋のケイ酸-意外なる可能性・複雑性-有明海への溶存態ケイ素の流入とその特徴

著者 (1件)： 熊谷博史 (福岡県 環境部)
資料名： 水環境学会誌  (Journal of Japan Society on Water Environment)
巻： 37(A)  号： 10  ページ： 374-378  発行年： 2014年10月10日 
JST資料番号： Z0777A  ISSN： 0916-8958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋汚濁に係る水質汚濁物質としてTP,TNに加えて近年,ケイ酸イオンのモニタリング必要性,有明海における海苔の色落ちとの関連性が指摘されている。珪藻類の栄養塩であるケイ酸に注目し,陸域から流入する溶存態珪素(DSi)の流出負荷,それに伴う海域の生態系変遷について調査データを参照した。DSi発生源として自然由来と人為由来による変動について考察した。沿岸域におけるDSiほか栄養塩類濃度と珪藻類の挙動について,主要な珪藻細胞数の変化を示すデータを参照した。

シソーラス用語： 海洋汚濁 ,  栄養塩類 ,  窒素 ,  リン ,  *ケイ素 ,  溶存成分 ,  *珪藻類 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  水質汚濁物質 ,  海域 ,  港湾 ,  環境モニタリング ,  環境影響
準シソーラス用語： 有明海 ,  流出負荷

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

引用文献 (12件)：

• 古米弘明(2012)ケイ酸モニタリングと研究の意義ケイ酸-その由来と行方(古米弘明,山本晃一,佐藤和明編),pp.165-176,技報堂出版株式会社,東京.
• 環境省水・大気環境局(2010)平成21年度閉鎖性海域水環境状況総合解析及び調査体制構築検討調査業務報告書.
• 熊谷博史,田中義人,白川ゆかり,松尾宏,金並和重(2010)有明海北東部流入河川の溶存態ケイ素濃度の予測,水環境学会誌, 33,17-23.
• 小林純(1961)日本の河川の平均水質とその特徴に関する研究, 農学研究,48,63-106.
• 産業技術総合研究所地質調査総合センター(2003)100万分の1日本地質図第3版,CD-ROM第2版,数値地質図G-1.

タイトルに関連する用語 (7件)： 海洋 ,  ケイ酸 ,  可能性 ,  複雑性 ,  有明海 ,  ケイ素 ,  流入