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J-GLOBAL ID:201402248824264434   整理番号:14A0649849

バイオマスの地域特性に応じて,バイオマスのエネルギー変換とマテリアル変換とを効率的に組み合わせたモデルの構築・実証・評価 第3章 関東都市近郊農業地域におけるバイオマス利用モデルの構築・実証・評価 1 地域バイオマス利用モデルの設計と評価

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号: 500  ページ: 79-87  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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(ア)地域バイオマス利用モデルの設計と評価:千葉県香取市を対象としてバイオマス賦存量及び利活用の実態を把握し,これをもとにバイオマスを活用する計画シナリオと,それに対応した実態シナリオを設計・構築した。各シナリオについて,バイオマスの生産(発生)-収集・輸送・貯蔵-変換-生成物の輸送・貯蔵-生成物の利用の各段階における建設・製造,運営,廃棄を含めたライフサイクルでの収入と支出,化石エネルギーの生産と消費を算出して比較した結果,4つの計画シナリオで,ライフサイクルでの経済性収支が実態シナリオにくらべて20%以上改善された。また,計画で改善の見られなかったシナリオについても水質保全や雇用創出などの外部経済効果を含めれば経済性収支が改善されることがわかった。ライフサイクルでの化石エネルギー収支については,5つの計画シナリオで,実態シナリオにくらべて20%以上の改善が示された。(イ)資源作物からのバイオエタノール生産に取り組むバイオマスタウンの設計:バイオマスの利活用プロセスの設計や,関連する物質・エネルギー収支の分析を支援するソフトウエア「バイオマスタウン設計・評価支援ツール」の利用を中核に,バイオマスの利活用シナリオの分析手法を取りまとめた。バイオマスタウンの目的や目標,資源作物の栽培やバイオ燃料の生産などのバイオマスの利活用プロセス,バイオマスの利活用に関連する地域状況,の関係を合理的に評価できる仕組みを確立し,本研究の課題である千葉県香取市を対象としたモデルシナリオの分析・評価を実施した。地域の休耕田を利用した資源米の生産と,得られた玄米,稲わらからのバイオエタノール生産を軸として複数のモデルプロセスを構築し,分析した。モデルプロセスのうち,バイオエタノール生産設備と地域の家畜糞尿(乳牛糞尿,肉牛糞尿,豚糞尿)の2割を処理する大型メタン発酵施設とを組み合わせて設置し,更にもみ殻発電設備を併設したバイオマスの複合利用プロセスでは,プロセスの維持に必要な化石燃料を上回る量のバイオ燃料や余剰電力が得られることが分かった。また,このエネルギーの利得は,地域の農林水産業に関するエネルギー消費量の約14%に該当することが明らかになった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業廃棄物の利用  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (7件):

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