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J-GLOBAL ID：201402249203683570   整理番号：14A0652229

平成25年度豪雨による決壊ため池の氾濫解析検証

著者 (6件)： 正田大輔 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  川本治 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  鈴木尚登 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  吉迫宏 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  井上敬資 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  小嶋創 (東京農工大)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 215  ページ： 91-101  発行年： 2014年03月20日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 溜池の氾濫解析の精度検証には,決壊現場での氾濫状況との比較が重要である。そこで,決壊した溜池について,土砂の流出や農地法面の侵食等で氾濫状況を確認し,二次元氾濫解析の妥当性を検証した。氾濫解析には,「溜池データベースハザードマップ」の簡易氾濫解析の改良版を使用した。平成25年度豪雨により決壊した9ケ所の溜池について,現地踏査と土砂流出域の測量を行った。その結果に基づき,下記の点に着目して氾濫解析の検証を行った。1)決壊断面の測量結果を用いて,既存式の最大流出流量との比較,2)氾濫解析の最大水深と現地踏査結果の比較,3)決壊による痕跡が大きかった箇所の氾濫解析の最大流速と測量結果の比較。その結果,各溜池において,相対的流速が速い箇所に土砂の流出領域が概ね一致した。

シソーラス用語： *溜池 ,  *流出解析 ,  検証 ,  *豪雨 ,  現地調査 ,  土砂流出 ,  測量 ,  流出量 ,  断面 ,  水深 ,  流速
準シソーラス用語： 決壊断面 ,  決壊溜池 ,  精度検証 ,  *氾濫解析 ,  平成25年度豪雨

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (24件)：

• Costa, J. (1988) Floods from Dam Failure, Flood Geomorphology, 436-439.
• 土木学会(1999):水理公式集平成11年版,131
• Federal Emergency Management Agency (FEMA) (2007) : The National Dam Safety Program
• Froehlich, D. (1995) : Peak Outflow from Breached Embankment Dam, J. Water Resources Planning and Management, 121(1), 90-97
• Hughes, A. et al. (2000) : Risk management for UK reservoirs, Construction Industry Research & Information Association (CIRIA)

タイトルに関連する用語 (5件)： 豪雨 ,  決壊 ,  ため池 ,  氾濫解析 ,  検証