有効電子相関がある六方晶C14 Laves型Ru系超伝導体ARu<sub>2</sub>(A=Lu,Y,Sc)の包括的な巨視的研究

NIITAKA Seiji; MINAMITANI Emi; KIM Yousoo; TAKAGI Hidenori; KONO Kimitoshi

文献

J-GLOBAL ID：201402249968160508 整理番号：14A0061013

有効電子相関がある六方晶C14 Laves型Ru系超伝導体ARu₂(A=Lu,Y,Sc)の包括的な巨視的研究

Comprehensive Macroscopic Investigation on Hexagonal C14 Laves-Type Ru-Based Superconductors ARu₂ (A=Lu, Y, Sc) with Effective Electron Correlation

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資料名：
巻： 82 号： 12 ページ： 124703.1-124703.10 発行年： 2013年12月15日
JST資料番号： G0509A ISSN： 0031-9015 CODEN： JUPSA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

六方晶C14 Laves相構造のLuRu₂が2.23Kで超伝導転移を見せることを発見した。同じ価電子数を持つ超伝導体である,LuRu₂とC14 Laves相YRu₂及びScRu₂の磁化,電気抵抗率,及び比熱を測定して,これら化合物がノードはないが,多分少し異方的な超伝導ギャップを持つ第二種弱結合BCS超伝導体であることを明らかにした。これら実験で注目に値する発見事項は,これら化合物が,それらのWilson比が約2であり,それらの電子比熱係数がGGA計算で得られている結果に比べて大きく増大していることから推測されるように相関電子系であることである。多くのRuを含む化合物は相関した電子現象を見せるが,これらは,構成元素として非金属元素やメタロイド金属を含まないRu系相関電子系の最初の例であり,これは多分Laves相に特有のRuの共有結合特性があるためである。ARu₂(A=Lu,Y,Sc)の超伝導転移温度,Debye温度,及び電子比熱係数との間の関係から,これら化合物のフォノンが媒介した超伝導が明瞭に実証された。(翻訳著者抄録)

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超伝導体の物性一般

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有効電子相関がある六方晶C14 Laves型Ru系超伝導体ARu2(A=Lu,Y,Sc)の包括的な巨視的研究

有効電子相関がある六方晶C14 Laves型Ru系超伝導体ARu₂(A=Lu,Y,Sc)の包括的な巨視的研究