抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの単位面積当たりの発電効率の低さを補完する方法として注目されているのが塩分濃度差エネルギー(SGP:Salinity Gradient Power)である。塩化ナトリウムを主成分とする海水や塩湖などの高濃度塩水と,河川水や下水処理水などの低濃度塩水の二つの塩溶液間の塩分濃度差を利用して発電するものである。河川水域におけるSGPの利用は有望な再生可能エネルギー源として期待できる。塩分濃度差発電には浸透圧発電と逆電気透析発電がある。これらは発電量の時間的変動が少なく大都市近郊に設置できるなどの利点を持つ。本稿では浸透圧発電と逆電気透析発電の原理と現状を概観した。