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J-GLOBAL ID：201402266032734830   整理番号：14A0569300

長鎖アルキルアンモニウム-Metal(dmit)₂塩の自己組織化能と導電性分子薄膜の作製

Self organization of alkylammonium-metal(dmit)₂ Salts and fabrication of the conductive thin films

著者 (6件)： 三浦康弘 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  秋山弘成 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  杉本直樹 (桐蔭横浜大 大学院工学研究科) ,  長谷川裕之 (北大 大学院理学研究院) ,  城石英伸 (国立東京工高専) ,  高橋三男 (国立東京工高専)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 113  号： 461(OME2013 92-98)  ページ： 17-22  発行年： 2014年02月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジテトラデシルジメチルアンモニウム-Au(dmit)₂(2C₁₄-Au(dmit)₂)塩のLB膜を電解酸化すると,40-120S/cmという高い電気伝導度(室温)が得られる。電気伝導度は比較的広い温度範囲(56K~290K)で金属的な挙動を示し,さらに,交流磁化率の挙動は,低温度域に超伝導相が存在する可能性も示唆する。2C₁₄-Au(dmit)₂塩の自己組織化能は高く,水面上で大きさ数ミクロンの超薄膜微結晶を形成する。従って,累積膜は多結晶質である。フーリエ変換赤外分光法や偏光顕微鏡法により,二次処理(電解酸化やアニーリング)により膜の形態が大きく変わり,これに伴い対イオンの持つアルキル鎖の秩序が大きく変わることがわかった。二次処理を精緻に制御することにより導電性の向上が期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *Langmuir-Blodgett膜 ,  *ジチオレン錯体 ,  アノード酸化 ,  *自己組織化 ,  *薄膜 ,  金錯体 ,  構造 ,  熱処理 ,  アルキル基
準シソーラス用語： 層構造 ,  *導電性膜

分類 (1件)： 固体デバイス材料  (NC03020K)

物質索引 (1件)： ジテトラデシルジメチルアンモニウム

引用文献 (17件)：

• A. Ulman: An Introduction to Ultrathin Organic Films: from Langmuir-Blodgett Films to Self-Assembly, (Academic Press, San Diego, 1991)
• T. Nakamura: Handbook of Organic Conductive Molecules and Polymers, ed. H.S. Nalwa, p.728 (John Wiley & Sons, New York, 1997).
• T. Nakamura, K. Kojima, M. Matsumoto, H. Tachibana, M. Tanaka and Y. Kawabata: Chem. Lett. 1989 (1989) 367.
• Y. F. Miura, Y. Okuma, H. Ohnishi, T. Kawasaki and M. Sugi: Jpn. J. Appl. Phys. 37 (1998) L1481.
• T. Nakamura, G. Yunome, R. Azurni, M. Tanaka, H. Tachibana, M. Matsumoto, S. Horiuchi, H. Yamochi, and G. Saito: J. Phys. Chem., 98 (1994) 1882.

タイトルに関連する用語 (9件)： 長鎖アルキル ,  アンモニウム ,  DMIT ,  塩 ,  自己組織化 ,  導電性 ,  分子 ,  薄膜 ,  作製