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J-GLOBAL ID：201402278383599083   整理番号：14A0529494

直流超伝導送電ケーブルのリップル電流の交流損失

AC loss of ripple current in superconducting DC power transmission cable

著者 (8件)： 吉富邦和 (九州工大) ,  小田部荘司 (九州工大) ,  VYATKIN V. S. (九州工大) ,  木内勝 (九州工大) ,  松下照男 (九州工大) ,  浜辺誠 (中部大) ,  山口作太郎 (中部大) ,  稲田亮史 (豊橋技科大)
資料名： 超伝導システム科学研究センター報告  (Annual Report of RISS (Research Institute of Superconductor Science and Systems))
巻： 11  ページ： 14-19  発行年： 2014年03月 
JST資料番号： L1039C  ISSN： 1348-9658  CODEN： CSKKDT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直流超伝導送電ケーブルの伝送損失は交流超伝導送電ケーブルの伝送損失の1/10以下,通常の銅の送電ケーブルの送電損失の1/30以下と見積もられることから,電力網の送電損失を大幅に減らす方法として,直流超伝導送電ケーブルの利用が注目されている。本研究では,60Hz交流を整流した2kA直流に含まれるリップル電流の履歴損失を,Beanモデルを用いて計算すると共に,1サイクル単位体積当たりの超伝導テープの結合損失をブロックモデルにより見積もる。ここではマルチパルス整流電流として,6相,12相,24相のリップル電流を考察した。ヒステリシス損失は,臨界電流及び相数の5乗に比例する。他方,結合損失は,ヒステリシス損失に比べ非常に小さく,無視できる。(Bi,Pb)-2223超伝導ケーブルの2kA直流電流送電において,臨界電流100Aの直流ケーブルの損失は,6,12,24相整流でそれぞれ239μW/m,6.93μW/m,0.213μW/mであり,0.5W/mの熱損失を十分に下回っている。

シソーラス用語： *送電系統 ,  *超伝導ケーブル ,  *高温超伝導体 ,  カルシウム化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  ビスマス化合物 ,  酸化物 ,  銅化合物 ,  直流 ,  臨界電流 ,  *ヒステリシス損 ,  損失
準シソーラス用語： 超伝導送電システム ,  Bi2223 ,  ヒステリシス損失 ,  結合損失

分類 (3件)： 電線・ケーブル  (NA05020S) ,  送電  (NB05030G) ,  酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

タイトルに関連する用語 (4件)： 直流 ,  超伝導送電 ,  ケーブル ,  交流損失