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J-GLOBAL ID：201402281729461068   整理番号：14A0043982

純スピン流注入磁化反転に対するスピン偏極方向の影響

Effect of Spin Polarization Direction on Magnetization Reversal using Pure Spin Current Injection

著者 (3件)： 本多周太 (筑波大学数理物質系) ,  伊藤博介 (関西大学システム理工学部) ,  伊藤博介 (独立行政法人科学技術振興機構,CREST)
資料名： Journal of the Magnetics Society of Japan  (Journal of the Magnetics Society of Japan)
巻： 37  号： 5  ページ： 338-341 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： Z0944A  ISSN： 1882-2924  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 純スピン流注入による磁化反転において,純スピン流のスピン偏極方向が磁化反転に与える影響を調べるためLandau-Lifshitz方程式に基づくマイクロマグネティックシミュレーションを行った。純スピン流を磁性体の二つの側面から同時に注入した場合には,一つの側面から注入した場合に比べて三倍以上大きな磁性体の磁化反転可能性を示した。ここでは様々な方向にスピン偏極した純スピン流を微笑磁性薄膜へラテラル方向に注入した時の,磁化状態の変化,磁化反転時間,反転確率をシミュレーションした。これにより純スピン流注入磁化反転に対するスピン偏極方向の影響を調べ,磁化反転に優位なスピン偏極方向を検証した。ここでは,磁性体の大きさ(スピンを注入する方向の長さ)が横スピン侵入長より大きい場合を扱った。

シソーラス用語： *Landau-Lifshitz方程式 ,  *電子スピン ,  *磁化反転 ,  *パーマロイ ,  *磁性薄膜 ,  *異常Hall効果 ,  電流 ,  角運動量 ,  計算機シミュレーション ,  スピン分極 ,  トルク ,  時間 ,  スピン流
準シソーラス用語： スピン移動トルク ,  マイクロマグネティックシミュレーション ,  純スピン流 ,  反転時間

分類 (1件)： 磁性材料  (NA04040H)

引用文献 (24件)：

• 1) F. J. Jedema, A. T. Filip, and B. J. van Wees: Nature (London), 410, 345 (2001).
• 2) T. Kimura, J. Hamrle, Y. Otani, K. Tsukagoshi and Y. Aoyagi: Appl. Phys. Lett., 85, 3501 (2004).
• 3) J. C. Slonczewski: J. Magn. Magn. Mater., 159, L1 (1996).
• 4) L. Berger: Phys. Rev. B, 54, 9353 (1996).
• 5) S. S. P. Parkin: U.S. Patent, No. 6,834,005 (Dec. 21, 2004).

タイトルに関連する用語 (4件)： スピン流 ,  注入 ,  磁化反転 ,  スピン偏極