抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Tightly Coupled Accelerators(TCA)アーキテクチャは,異なったノードに接続されたアクセラレータを,直接データ交換をすることのできる低遅延,高バンド幅のネットワークで接続する。PEACH(PCI Express Adaptive Communication Hub)は,PCIeを直接用いてノード間を接続することのできるスイッチである。現在のPEACH2は,Altera社のStratix IV GXを用いており,PCIe Gen2x8ポートを4つ用いてネットワークを構築する。本稿では,このPEACH2のPCI Gen2ポートをPCI Gen3にグレードアップし,内部バスを128bitから256bitに拡張した構成を持つPEACH3の実装および予備評価について述べる。Altera社Stratix Vを利用することで,4つのPCI Gen3 x8ポートを持ち,250MHzで動作するPEACH3ボードを実装した。このボードはPC2台による対面転送試験に成功し,2台のPCのメモリ同士の転送をPEACH3ボード2枚を経由して行った場合について最大転送バンド幅は6.9GB/secを達成した。各種転送パターンで,同じバンド幅の最大値が測定されたことで,ポートおよび内部ロジックに特定のボトルネックが存在しないことがわかった。(著者抄録)