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J-GLOBAL ID:201402288185485876   整理番号:14A0877109

会津喜多方新宮熊野神社長床の建築年代研究-II-出土遺物・文字資料・14C年代調査による-

著者 (5件):
資料名:
号: 11  ページ: 73-79  発行年: 2014年04月01日 
JST資料番号: L8083A  ISSN: 1349-9033  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,会津喜多方新宮熊野神社長床の建築年代に関し,出土遺物から見た長床,長床に関する文献,放射性炭素年代法による長床の年代調査の3点に分け述べている。出土遺物から見た長床では,昭和47~50年の解体修理工事の際に,出土した土器群に「手づくねかわらけ」が含まれない点は,長床出土土器群が鎌倉時代に下る可能性のない傍証となり,研究の結果,長床出土土器群は12世紀前半として大過ないであろう。また,土器群が斉一性・一括性があることから,長床建築に関わる儀礼に使用した可能性は高く,長床の建築年代を12世紀前半と考えることができる。長床に関する文献については,「会津旧事雑考」,「新宮雑葉記」,「新編会津風土記」の3種類の書物が示され,治承3年銘鰐口が,ほぼ同じ内容の銘文として掲載されている。このことは,少なくとも近世の時点まで新宮熊野に鰐口が実在していたことを裏付けている。この銘文からは,鰐口は「熊野山新宮」に対して奉納されたもので,特定の建物等を対象にしていないといえる。しかし,この鰐口は,4尺5寸という大きさからも,新宮熊野の境域の中でも中心的な建物,近世の長床(拝殿)に系譜的に繋がる巨大な建物に懸けられていた可能性が高いといえよう。放射性炭素年代法による長床の年代調査では,熊野神社長床の部材はケヤキ材や年輪数が少ないスギ材で,年輪年代法の対象外であるので,樹種や年輪数にかかわらず適用可能な放射性炭素年代法を用いた。まず,放射性炭素年代法と14C年代測定について説明し,考察として,熊野神社長床14C年代調査は,形式技法から推測される平安時代末期の年代と対応する結果となったとしている。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
建築設計,建築家,建築史  ,  各種建築物一般  ,  教育施設,文化施設,宗教建築 

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