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J-GLOBAL ID：201402289214554056   整理番号：14A0642491

乳牛の分房乳およびバルク乳検査における簡易型エンドトキシン測定システムの応用に関する基礎的調査

Basic investigation on availability of portable endotoxin test system for the inspection of quarter and bulk milk from cows

著者 (7件)： 三木康平 (酪農学園大 獣医学群) ,  平塚太志 (酪農学園大 獣医学群) ,  鈴木隆秀 (石狩地区農業共済組合 南部家畜診療セ) ,  土谷正和 (Endotoxin and Microbial Detection, SC, USA) ,  及川伸 (酪農学園大 獣医学群) ,  中田健 (酪農学園大 獣医学群) ,  田村豊 (酪農学園大 獣医学群)
資料名： 家畜衛生学雑誌  (Japanese Journal of Animal Hygiene)
巻： 40  号： 1  ページ： 7-12  発行年： 2014年04月28日 
JST資料番号： S0593B  ISSN： 1347-6602  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 乳牛の乳検査における簡易型エンドトキシン測定システムの有用性を検討するため,臨床的に健康な牛の分房乳(32検体),一般農場のバルク乳(11検体),大腸菌性乳房炎罹患分房乳(11検体)のエンドトキシン(Et)濃度を本測定システムによって測定した。健康分房乳におけるEt濃度は,中央値0.65EU/ml(四分位範囲:0.43~1.25EU/ml),バルク乳では2.05EU/ml(0.92~5.75EU/ml)であった。一方,大腸菌性乳房炎乳では,2,073EU/ml(52~3,807EU/ml)であり著明な高値を示した。以上より健康分乳,バルク乳,大腸菌性乳房炎乳におけるEt濃度のレベルの違いが明らかになり,本システムが各乳の評価に応用可能であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *乳牛 ,  内毒素 ,  *計測 ,  計測システム ,  *基礎研究 ,  ウシ乳房炎 ,  細菌感染症
準シソーラス用語： ウシの乳房炎 ,  エンドトキシン ,  *エンドトキシン測定法 ,  *バルク乳 ,  *基礎調査 ,  測定システム ,  大腸菌病 ,  分房乳

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

引用文献 (14件)：

• ANRI, A. (1989) Detection of endotoxin in affected milk from cows with coliform mastitis, Japanese Journal of Veterinary Science. 51, 847-848.
• BLOWEY, R., EDMONDSON, P.(2012)牛の乳房炎コントロール 酪農家と獣医師のための実践ガイド・増補改訂版,11-59頁,浜名克己 監訳,緑書房,東京.
• 第十六改正日本薬局方(2011)エンドトキシン試験法.79-83頁.厚生労働省,東京.
• HAKOGI, E., TAMURA, H., TANAKA, S., et al.(1989) Endotoxin levels in milk and plasma of mastitisaffected cows measured with a chromogenic limulus test. Veterinary Microbiology.20,267-74.
• 加納晴三郎(1982)Pyrogen testとLimulus test-その相関性について-.衛生試験所報告.100,20-33.

タイトルに関連する用語 (11件)： 乳牛 ,  分房 ,  乳 ,  バルク乳 ,  検査 ,  簡易 ,  エンドトキシン ,  測定システム ,  応用 ,  基礎 ,  調査