特許
J-GLOBAL ID:201403066643588613

磁気メモリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 平木 祐輔 ,  関谷 三男 ,  渡辺 敏章
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-236076
特許番号:特許第5626741号
出願日: 2013年11月14日
要約:
【課題】電流による書き込み及び読み出しが可能で、サイズが小さく高速な磁気メモリを提供する。 【解決手段】2か所の磁壁保持部14,15を備える強磁性構造体10を用い、両端部に電流源20を接続し、一方の端部と中央部12に電圧計30を接続した。情報書き込みは電流源20から流す電流の向きによって2つの磁壁保持部のいずれかに磁壁を保持するかによって行う。情報読み出しは、電流源から一方向の読み出し電流を流し、電圧計の出力により磁壁が保持されている磁壁保持部を検出することで行う。情報書き込み時と情報読み出し時の電流経路を同じにして電流制御のためのスイッチング素子を1個にして磁気メモリのサイズの縮小を図った。また、情報の読み出しを非破壊的に行うことで、読み出し後に磁壁の位置を元に戻すための通電を不要にした。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 磁壁を安定に保持できる第1の磁壁保持部及び第2の磁壁保持部を備える強磁性構造体と、 前記強磁性構造体の両端部に接続された第1の電極及び第2の電極と、 前記強磁性構造体の前記第1の磁壁保持部と前記第2の磁壁保持部の間の位置に接続された第3の電極と、 前記第1の電極と前記第2の電極に接続された電流源と、 前記第1の電極と前記第3の電極の間に接続された電圧計と、を備え、 前記強磁性構造体は第1の端部、中央部及び第2の端部を有し、前記第1の端部と前記中央部の間に断面積が極小値をとる前記第1の磁壁保持部を有すると共に前記第2の端部と前記中央部の間に断面積が極小値をとる前記第2の磁壁保持部を有し、前記第1の端部は幅広部を備え当該幅広部から前記第1の磁壁保持部に向かって断面積が単調に減少し、前記第2の端部は幅広部を備え当該幅広部から前記第2の磁壁保持部に向かって断面積が単調に減少し、前記中央部は幅広部を備え当該幅広部から前記第1の磁壁保持部及び前記第2の磁壁保持部に向かって断面積が単調に減少し、 前記第1の電極は前記第1の端部の幅広部に接続され、前記第2の電極は前記第2の端部の幅広部に接続され、前記第3の電極は前記中央部の幅広部に接続され、 前記電流源から前記第1の電極及び前記第2の電極を介して前記強磁性構造体に流す電流の向きに応じて前記強磁性構造体の磁壁を前記第1の磁壁保持部と前記第2の磁壁保持部のいずれかに保持させることにより情報の記録を行い、 前記電流源から前記第1の電極及び前記第2の電極を介して前記強磁性構造体に一定方向、かつ一方の磁壁保持部に保持されている磁壁が当該磁壁保持部に向かって断面積が単調に減少している部分に移動するが他方の磁壁保持部にまでは移動せず、印加が止まると移動した磁壁が前記保持されていた磁壁保持部に戻る大きさの読み出し電流を流し、磁壁移動により発生する起電力を前記電圧計で検出することにより前記磁壁が保持されている磁壁保持部を特定することで情報読み出しを行うことを特徴とする磁気メモリ。
IPC (5件):
H01L 21/8246 ( 200 6.01) ,  H01L 27/105 ( 200 6.01) ,  H01L 29/82 ( 200 6.01) ,  H01L 43/08 ( 200 6.01) ,  G11C 11/15 ( 200 6.01)
FI (8件):
H01L 27/10 447 ,  H01L 29/82 Z ,  H01L 43/08 Z ,  H01L 43/08 P ,  G11C 11/15 140 ,  G11C 11/15 150 ,  G11C 11/15 112 ,  G11C 11/15 116
引用特許:
出願人引用 (6件)
全件表示
審査官引用 (2件)

前のページに戻る