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J-GLOBAL ID:201502200318759749   整理番号:15A0946949

温暖化で日本海の藻場はどうなるのか?-地域個体群の絶滅と生残について-

著者 (3件):
資料名:
号: 16  ページ: 10-12  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: F1591A  ISSN: 1882-1758  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本海には30000haを超える藻場が広がっているが,既に温暖化の影響を受けたと思われる変化が現われており,藻場の保全,利用に関する適応策の構築が求められている。高精度温度勾配培養装置を用いてコンブ目藻類の生育限界温度を調べた。ジオコーディングの位置情報に基づく藻場構成種の分布情報,IPCCの温暖化シナリオAIBによる温暖化予測計算結果などによって褐藻コンブ目の藻場構成種について生育可能な海域を予測した結果,北海道松前小島以南の日本海沿岸のほぼ全域に分布する褐藻ツルアラメ(Ecklonia stolonifera)では,2010年に能登半島よりも西側の日本海沿岸では生育が困難になること,また現在鳥取県以西に分布する褐藻アラメ(Ecklonia bicyclis)では,2070年前後で日本海全域での生育が困難になることが予測された。藻場構成種の中でもコンブ目は一般に有性生殖による分散範囲が狭いため,南限付近では温暖化に伴う限界水温帯の高緯度方向への移行に対応して分布域を移行させることができずに,生育限界を超えた高水温に暴露され,種によっては日本海沿岸の個体群が絶滅する可能性が示された。
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分類 (3件):
分類
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植物生態学  ,  植物に対する影響  ,  海藻類 
引用文献 (2件):

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