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J-GLOBAL ID：201502200342471446   整理番号：15A0998280

東京電力福島第一原発事故による農林地および農産物の放射能汚染の現状と対策 農産物への放射性セシウムの移行抑制対策

著者 (1件)： 信濃卓郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ 農業放射線研究セ)
資料名： JATAFFジャーナル  (JATAFF Journal)
巻： 3  号： 9  ページ： 24-29  発行年： 2015年09月01日 
JST資料番号： Y0218B  ISSN： 2187-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年3月11日に起こった東日本大震災とそれに引き続く津波によって被災した東京電力福島第一原子力発電所の事故は,福島県を中心として東日本の広大な農地を放射性物質で汚染した。汚染程度によって異なる除染対策がとられたが,営農再開にあたっては主にカリウム施肥による土壌中の交換性カリ濃度を十分に高める対策が有効であることが示された。ただし,種間の違いがあることや,土壌からの移行以外の要因にもいまだに留意をするべきである事例が発生した。また,除染のみが先行して営農再開が続かないために,除染後農地の管理をいかに効率的に行うのかも重要な課題となっている。(著者抄録)

シソーラス用語： *農作物 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  原子炉事故 ,  福島県 ,  カリウム ,  除去 ,  浄化 ,  管理 ,  *汚染防止
準シソーラス用語： *汚染対策 ,  除染作業 ,  *農産物 ,  農地管理 ,  福島原発事故 ,  *放射性セシウム

分類 (3件)： 環境汚染一般  (SB01000C) ,  自然災害  (FC04020J) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (17件)：

• Adachi, K. et al. (2013) Scientific Reports 3 : article number 2554.
• Fesenko, S. V. et al. (2007) Sci. Total Environ. , 383 : 1-24.
• Fujimura, S. et al. (2013) Plant Prod. Sci. , 16 : 166-170.
• IAEA (2011) IAEATECDOC-1663, ISSN1011-4289, IAEA, Vienna, pp77.
• Ito, S. et al. (2014) Soil Sci. Plant Nutr. , 60 : 540-550.

タイトルに関連する用語 (9件)： 東京電力 ,  福島第一原発事故 ,  林地 ,  農産物 ,  放射能汚染 ,  現状 ,  対策 ,  放射性セシウム ,  移行