抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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寒地土木研究所では,各種気象データから吹雪時の視程を推定する技術を開発し,2012年度冬期より,インターネットサイトにおいて視程の現況情報および24時間先までの予測情報を提供している。より精度の高い視程情報を提供するためには,その前提として,吹雪の発生有無を正確に判断する必要がある。降雪を伴う吹雪については,既往研究によってその発生条件が明らかにされている。しかし,降雪を伴わない吹雪(地吹雪)については,同じ気象条件下でも吹雪の発生状況が異なるため,これが推定精度の誤差をもたらす一因となっている。本研究の目的は,地吹雪が発生する気象条件を解明し,その発生有無を精度良く判定することである。ここでは,地吹雪の発生有無に寄与すると考えられる複数の気象要素を用いて判別分析を行い,地吹雪発生条件式を導出した。地吹雪発生有無について精度検証を行った結果,その適中率は91.1%を示した。(著者抄録)