抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
簡易放射線計測器(Horiba,PA-300)を用いて,東京駅から新青森駅の新幹線区間における空間線量率の計測を2013年7月30日と2015年1月27日に往復で行った。その結果,福島第一原子力発電所の事故を受けて空間線量率が高くなった宇都宮から白石蔵王の区間の空間線量率は減少していた。線量率が最も高かったのは郡山駅と福島駅の間であった。2015年1月27日における減少割合を求めるため,2013年7月30日に最も高かったポイントを含む6ポイント/片道(計3分間分),往復計12ポイントの平均値からバックグラウンド計測値として0.020 μSv h
-1を差し引いた成分を求めたところ,2013年7月30日では0.070 μSv h
-1,2015年1月27日には0.042 μSv h
-1となり,したがって,約550日で空間放射線量率は0.60にまで減少した。これは理論的に計算できる空間線量率の減衰(0.79)よりも早かった。(著者抄録)