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J-GLOBAL ID：201502203749520530   整理番号：15A1332634

ウェアラブル機器-ディスプレイを中心に ライトフィールドディスプレイの基礎とそのウェアラブル応用の可能性

著者 (1件)： 小池崇文 (法政大 情報科学)
資料名： O plus E  (O plus E)
号： 433  ページ： 986-989  発行年： 2015年11月25日 
JST資料番号： Z0994A  ISSN： 0911-5943  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ライトフィールド(LF)ディスプレイとそのウェアラブルデバイスの研究動向を解説した。まず,LFの概念を記述し,光を記述する関数として提案された,LFの座標系が3次元の出射位置に方向を表すための2次元を加えた,Pheoptic Functionによって記述されることを示した。LFの応用にはLFカメラが知られているが,LFディスプレイには,1)2次元ディスプレイとレンズアレイやバリアなどと組み合わせた,インテグラルフォトグラフィと光学系が同等の裸眼立体ディスプレイと,2)DFD(Depth-Fused 3)と呼ばれる,複数枚の透過型液晶パネルを用いた積層型立体ディスプレイがあり,後者は一般にはTensor Displayと呼ばれている。ウェアラブルへのLF応用例として,1)LFディスプレイによる視力調整機能の追加,2)クラス型ウェアラブル装置へのLFディスプレイの適用,3)HMDへのLFディスプレイの適用,を紹介した。最後に,LFディスプレイの今後の方向性について記述した。

シソーラス用語： 入出力装置 ,  座標系 ,  カメラ ,  アレイ ,  立体画像 ,  立体視 ,  パネル ,  *表示装置
準シソーラス用語： HMD【表示装置】 ,  インテグラルフォトグラフィー ,  ウェアラブル装置 ,  マイクロレンズアレイ ,  *ライトフィールド ,  液晶パネル ,  研究動向 ,  視差バリア ,  裸眼立体視

分類 (1件)： 表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (14件)：

• M. Faraday, "Thoughts on Ray Vibrations," Philosophical Magazine, S.3, Vol XXVIII, N188, 1846.
• E. H. Adelson and J. R. Bergen, "The Plenoptic Function and the Elements of Early Vision," Computational Models of Visual Processing, MIT Press, pp. 3-20, 1991.
• M. Levoy and P. Hanrahan, "Light Field Rendering," ACM SIGGRAPH 1996, pp. 31-42, 1996.
• M. G. Lippmann, "Epreuves Reversibles Donnant la Sensation du Relief," J. Phys. 7(4), pp. 821-825, 1908.
• A. Isaksen et al., "Dynamically Reparameterized Light Fields," ACM SIGGRAPH 2000, pp. 297-306, 2000.

タイトルに関連する用語 (6件)： ウェアラブル機器 ,  ディスプレイ ,  基礎 ,  ウェアラブル ,  応用 ,  可能性