抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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対馬海峡域において2010年を除く2007~2014年の8・9月の観測結果をもとに,長江・黄海由来の低塩分水が引き起こす栄養塩変動について調べた。表面付近では,基本的には低塩化とともにケイ酸濃度の増加が認められ,長江・黄海由来の低塩分水の流入によってケイ酸濃度が増加することが示唆された。栄養塩躍層以深では低塩分水とともに度々N:P比が16を超える水が観測された。したがって,長江・黄海由来の水の影響が亜表層まで及ぶ場合,過剰な窒素がこの海域にもたらされることが示唆される。この窒素過剰の水は2011~2013年に主に観測され,その他の年にはほぼ観測されなかったため,年変動があることが示唆される。(著者抄録)