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J-GLOBAL ID：201502206406634024   整理番号：15A1277166

光触媒反応による室内汚染物質濃度低減性能の数理モデル化と数値予測 第1報-小形チャンバーを用いた濃度低減性能試験と濃度依存性を考慮した光触媒反応モデルの提案

Small Test Chamber Experiment and Modeling of Photocatalytic Oxidation for CFD Simulation: Part 1-CFD Modeling of Photocatalytic Oxidation and Numerical Prediction of Concentration Reduction Performance in Indoors

著者 (5件)： LIM Eunsu (東洋大 理工) ,  山本清司 (フジコー 技術開発セ) ,  住吉栄作 (九大 大学院総合理工学府) ,  山口貴大 (九大 大学院総合理工学府) ,  伊藤一秀 (九大 大学院総合理工学研究院)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 224  ページ： 19-27  発行年： 2015年11月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サステナブル建築への移行に社会的関心が高まっている中,エネルギーコストを増大させずに室内空気質制御を行う技術の開発は,その要素技術として必須である。本研究では,室内環境中のガス状汚染物質濃度をパッシブに濃度制御する技術として光触媒反応に着目し,酸化チタン(TiO₂)を担持させた建築材料の性能評価法を確立すると共に,室内汚染物質濃度の低減性能を数値的に精度良く定量評価するための数理モデル開発に取り組む。本報(第1報)では数値流体力学CFDによる室内濃度予測に組み込み可能なLangmuir-Hinshelwood型の光触媒反応モデルを提案した上で,代表的な室内ガス状汚染物質としてトルエンに着目し,独自開発した20L小形チャンバーを用いて濃度低減性能試験ならびにモデルパラメータ同定を行った。その上で,実験条件に対応するCFD解析を併せて実施することで,小形チャンバー内の速度場・濃度場の不均一性を考慮した上で精度良くモデルパラメータ同定する方法を提案した。(著者抄録)

シソーラス用語： *光触媒反応 ,  Langmuir-Hinshelwood機構 ,  汚染 ,  *汚染物質 ,  数値予測 ,  計算流体力学 ,  シミュレーションモデル ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： 室内汚染 ,  反応モデル

分類 (1件)： 空気調和装置一般  (PC02010U)

物質索引 (1件)： トルエン

引用文献 (20件)：

• 伊藤一秀: 九州におけるPM2.5を中心とした越境大気汚染の現状: 空気シンポジウム, 2013.8, pp5-10
• CJ Weschler (2011) Chemistry in indoor environments: 20 years of research, Indoor Air 21 (3), 205-218
• WHO (1989) Indoor air quality: organic pollutants. Report on a WHO meeting, EURO Report and Studies, pp. 1-70.
• 伊藤一秀: ISO/TC146/SC6(Indoor Air)における換気・空気質関連標準化の動向: 第5回空気環境シンポジウム, 2014.03, pp9-12
• 橋本和仁,藤嶋昭: 光触媒のすべて, 工業調査会, 2004

タイトルに関連する用語 (11件)： 光触媒反応 ,  室内汚染 ,  物質 ,  濃度低減 ,  数理モデル ,  数値予測 ,  小形チャンバー ,  性能試験 ,  濃度依存性 ,  モデル ,  提案