抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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学習者自らが問題を作ることで,学習の目的意識の獲得や本質の理解を促す「作問学習」があり,その実践の場として,e-Learning環境を用いた授業実践や課外活動として作問ワークショップの実践がある。本研究では,プログラミング学習を対象として,新しい協調学習環境-ソーシャルメディア型のe-Learning環境とワークショップによる循環型協調作問学習環境-を課外活動としての実践に適用し,その効果について検討した。結果,循環によって,一部の学習者らは互いの個性を認識し,継続的な協調学習を促すコミュニティを形成していた。この学習環境は彼らにとってのサードプレイス(個人とより大きな社会を取り持つ居心地の良い空間)になっていたが,その一方で,実践初期の段階でうまく作問に取り組めず循環から外れた学習者にとっては,復帰することの難しいコミュニティとなっていた。これらの研究結果に基づき,作問学習の可能性と協調学習環境のデザインについて考察を行った。(著者抄録)