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J-GLOBAL ID：201502207294572450   整理番号：15A1028780

小笠原諸島固有種オガサワラボチョウジの保全について(2)

著者 (5件)： 須貝杏子 (森林総合研) ,  渡邊謙太 (沖縄工高専) ,  向哲嗣 (東京都 環境局) ,  加藤英寿 (首都大学東京 牧野標本館) ,  菅原敬 (首都大学東京 牧野標本館)
資料名： 小笠原研究年報
号： 38  ページ： 65-73  発行年： 2015年05月31日 
JST資料番号： Y0344A  ISSN： 0387-9844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オガサワラボチョウジは小笠原諸島に固有な常緑小高木で,絶滅危惧II類(VU)に指定されている。先行研究で若い個体がほとんど見られないと報告されていたが,今回新たに母島の石門に若い個体を多数含む集団のあることが分かった。本論文では,先行研究の他集団とも比較しながら,石門集団の個体群構造を把握した。その結果,ルート沿いで156個体の生育が確認され,開花齢に達していない若い個体が50個体以上含まれた。石門集団は,現存するオガサワラボチョウジの集団の中で,唯一世代更新が行われていると考えられた。更新が正常に行われている石門集団と阻害されている他集団の比較により,その要因を明らかにすることが望まれる。(著者抄録)

シソーラス用語： 固有種 ,  *小笠原諸島 ,  植物 ,  絶滅危惧種 ,  *東京都 ,  *アカネ科 ,  世代交代 ,  比率 ,  めしべ ,  和合性
準シソーラス用語： 絶滅危惧植物 ,  *母島 ,  *Psychotria homalosperma ,  *個体群構造 ,  繁殖率 ,  花柱

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (3件)： 小笠原諸島 ,  固有種 ,  保全