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J-GLOBAL ID:201502207327698951   整理番号:15A0803616

被覆オオムギ/ハダカムギ(Hordeum vulgare L.)の比較トランスクリプトーム解析による皮殻-穎果癒着/分離に隠された分子機構の解明

Molecular Mechanisms Underlying Hull-Caryopsis Adhesion/Separation Revealed by Comparative Transcriptomic Analysis of Covered/Naked Barley (Hordeum vulgare L.)
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資料名:
巻: 16  号:ページ: 14181-14193 (WEB ONLY)  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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オオムギの被覆/裸穎果形質はそれが酪農用途に直接的に関連している理由で重要な農業形質である。被覆/裸穎果の形成は果皮クチクラ分化に関与するNUD転写因子により調節されている。しかし,その形質の陰に隠れている分子機構は今のところ未知のままである。この検討では,チベット産の無皮殻オオムギ在来種Dulihuangと被覆オオムギMorexの開花3週間後の穀粒のトランスクリプトームをRNA-seq法により比較分析した。全部で4031個の差次的発現遺伝子(DEGs)を特定した。Nud遺伝子はMorexでは過剰発現し,Dulihuangでは微量発現であった。Morexでは,17個のキューティクル関連DEGsの中で,16個が下方調節で1個が上方調節であった。それらの結果から,被覆穎果中のNud遺伝子はクチクラ関連遺伝子を下方調節して,果皮を覆う浸透性クチクラにして,皮殻-穎果癒着器官の融合へと導く可能性があることが分かった。裸穎果の果皮を覆う機能性クチクラはNud遺伝子の欠損または低発現レベルである可能性がある。裸オオムギでは機能性クチクラが皮殻からの穎果を分離する完全な境界を規定している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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麦  ,  発生,成長,分化  ,  遺伝子発現  ,  植物形態学・解剖学 

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