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J-GLOBAL ID：201502207403095684   整理番号：15A1036621

液体界面の構造,分光,輸送の理論研究

Theoretical Study of Structure, Spectroscopy, and Transport at Liquid Interfaces

著者 (1件)： 石山達也 (富山大学理工学研究部)
資料名： Molecular Science (Web)  (Molecular Science (Web))
巻： 9  号： 1  ページ： A0076 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0074A  ISSN： 1881-8404  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液体界面は様々な現象に遍在する。例えばエアロゾルや気泡はそれぞれ正負の曲率を持つ液体界面である。ここでは液体界面研究への理論的アプローチの方法と実績について概説した。理論手法は電子状態計算に基づく電子モデリングと分子動力学(MD)シミュレーションである。まず,液体界面の構造理解のための振動和周波発生分光スペクトルの解析に対する理論計算を,水界面を主たる例として説明し,電子分極効果と局所場効果の重要さについて空気/氷界面のMDシミュレーション結果も踏まえて言及した。また今後の新たな研究観点として期待される液体界面のダイナミクスに関する分光法と理論研究も紹介している。次に,液体表面の蒸発や凝縮に伴う質量およびエネルギー輸送現象に対するMDシミュレーションによる解析および得られた結果と知見について述べた。

シソーラス用語： 界面 ,  *気液界面 ,  *表面構造 ,  *計算機シミュレーション ,  計算 ,  *スペクトロスコピー ,  水 ,  誘電分極 ,  場 ,  動力学 ,  分子動力学 ,  エネルギー輸送 ,  物質移動 ,  蒸発 ,  凝縮 ,  *輸送現象 ,  気固界面
準シソーラス用語： 気/水界面 ,  局所場 ,  電子状態計算 ,  電子分極 ,  *分子動力学シミュレーション ,  *和周波発生分光法

分類 (1件)： 液-気界面  (CB12020U)

引用文献 (52件)：

• (1) Seinfeld, J. H.; Pandis, S. N. In Atmospheric Chemistry and Physics; Wiley: New York, 1998.
• (2) Jungwirth, P.; Finlayson-Pitts, B. J.; Tobias, D. J. Chem. Rev. 2006, 106, 1137-1139.
• (3) Knipping, E. M.; Lakin, M. J.; Foster, K. L.; Jungwirth, P.; Tobias, D. J.; Gerber, R. B.; Dabdub, D.; Finlayson-Pitts, B. J. Science 2000, 288, 301-306.
• (4) Garrett, B. C.; Schenter, G. K.; Morita, A. Chem. Rev. 2006, 106, 1355-1374.
• (5) Winter, B.; Faubel, M. Chem. Rev. 2006, 106, 1176-1211.

タイトルに関連する用語 (5件)： 界面 ,  分光 ,  輸送 ,  理論 ,  研究