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J-GLOBAL ID：201502208432185974   整理番号：15A1315667

曲率依存反射関数を用いた半透明物体における照度差ステレオ法の改善

著者 (4件)： 岡本翠 (早稲田大) ,  久保尋之 (奈良先端科学技術大学院大) ,  向川康博 (奈良先端科学技術大学院大) ,  森島繁生 (早稲田大 理工学術院 理工学総合研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 224(PRMU2015 67-91)  ページ： 129-133  発行年： 2015年09月07日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,多重散乱が支配的な半透明物体における,表面下散乱現象を考慮した照度差ステレオ法の改善を提案する。照度差ステレオ法は,複数の照明条件下における物体の陰影情報から法線を推定する手法である。入射光が物体内で表面下散乱を繰り返す半透明物体においては,単純なランバート反射を仮定した解析では散乱による影響を考慮できていない。そこで我々は,半透明物体における表面下散乱現象の近似的なモデルである曲率依存反射関数を用いることで,高速に法線を推定する手法を提案する。まず,ランバート拡散反射を仮定して取得した初期法線情報から,物体表面における曲率を計算する。つぎに,計算された曲率の値に応じて反射関数を適用し,法線の再計算を行うことで,表面下散乱の影響を考慮した法線の推定を行う。(著者抄録)

シソーラス用語： 曲率 ,  物 ,  光散乱 ,  *画像復元 ,  法線 ,  角度依存性 ,  多重散乱 ,  影 ,  拡散反射 ,  照明条件 ,  推定
準シソーラス用語： 陰影 ,  *照度差ステレオ法 ,  推定アルゴリズム ,  *半透明 ,  物体

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (14件)：

• Woodham, R.J.: Photometric Method For Determining Surface Orientation From Multiple Images. Optical Engineering 19 (1980) 139-144
• Lambert, J.H.: Photometria sive de mensure de gratibus luminis. Eberhard Klett In Eberhard Klett (1760)
• Chen, T., Lensch, H.P.A., Fuchs, C., Seidel, H.P.: Polarization and Phase-shifting for 3D Scanning of Translucent Objects. In: Proc. of IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition (CVPR). (2007)
• Chen, T., Seidel, H.P., Lensch, H.P.A.: Modulated phase-shifting for 3D scanning. In: Proc. of IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR). (2008)
• Gu, J., Kabayashi, T., Gupta, M., Nayar, S.K.: Multiplexed Illumination for Scene Recovery in the Presence of Global Illumination. In: Proc. of International Conference on Computer Vision (ICCV). (2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： 曲率 ,  関数 ,  透明物体 ,  照度差ステレオ法