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J-GLOBAL ID：201502208923228690   整理番号：15A0118254

トマトサポニンについて

Tomato Saponin

著者 (3件)： 野原稔弘 (崇城大 薬) ,  藤原章雄 (熊本大 大学院医学教育部) ,  小野政輝 (東海大 農)
資料名： Foods & Food Ingredients Journal of Japan  (Foods & Food Ingredients Journal of Japan)
巻： 219  号： 4  ページ： 359-365  発行年： 2014年11月01日 
JST資料番号： S0046A  ISSN： 0919-9772  CODEN： FFIJER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トマトの青果はステロイドサポニンのトマチンを含むが,成熟によって変化し,エスクレオサイドA(ESA)と命名したサポニンになり,さらに過熟すると分解で種々のプレグナン配糖体その他が生成する。トマトの果汁や缶詰中にもサポニンが存在し,ESAはなくなり異性体のESBがあり,高温加熱によってESAがEABに変換されるとみられた。さらに,トマトサポニンのアグリコンをピリジン水溶液で加熱するとプレグナン誘導体が生成した。通常の野菜にはこの種のステロイドアルカロイドを含むものがなく,その生理作用を検討している。

シソーラス用語： *トマト ,  トマトジュース ,  缶詰 ,  *サポニン ,  *ステロイド ,  配糖体 ,  異性体 ,  アグリコン ,  誘導体化 ,  生理活性因子 ,  果汁 ,  食品分析 ,  少糖類 ,  ガラクトシド ,  キシロシド ,  ステロイドアルカロイド ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： ステロイドサポニン

分類 (4件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  果実飲料,加工飲料  (FJ06020S) ,  食品の加熱  (FJ03030I)

物質索引 (3件)： トマチン ,  ピリジン ,  プレグナン

引用文献 (12件)：

• T. Nohara, T. Ikeda, Y. Fujiwara, S. Matsushita, E. Noguchi, H. Yoshimitsu and M. Ono, J. Nat. Med., 61, 1-13(2007).
• Y. Fujiwara, S. Yahara, T. Ikeda, M. Ono and T. Nohara, Chem. Pharm. Bull., 51, 234-235(2003).
• Y. Fujiwara, A. Takaki, Y. Uehara, T. Ikeda, M. Okawa, K. Yamauchi, M. Ono, H. Yoshimitsu and T. Nohara, Tetrahedron, 60, 4915-4920 (2004) .
• Y. Fujiwara, M. Yoshizaki, S. Matsushita, S. Yahara, E. Yae, T. Ikeda, M. Ono and T. Nohara, Chem. Pharm. Bull., 53, 580- 585 (2005) .
• M. Ono, Y. Takara, K. Uranaka, H. Yoshimitsu, S. Matsushita, Y. Fujiwara, T. Ikeda and T. Nohara, Chem. Pharm. Bull., 54, 237-239 (2006) .

タイトルに関連する用語 (2件)： トマト ,  サポニン