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J-GLOBAL ID:201502211171253080   整理番号:15A0968960

ホウレンソウケナガコナダニが増殖しにくい有機質資材の特徴と判定方法

著者 (4件):
資料名:
号: 26  ページ: 3-11  発行年: 2015年03月31日 
JST資料番号: S0040B  ISSN: 1347-6238  CODEN: KCSNAH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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施設ホウレンソウ栽培において,コナダニによる縮葉などの被害が顕在化している。本研究では,広島県内で収集した有機質資材の化学性がコナダニの増殖に及ぼす影響を調査し,コナダニの増殖しにくい有機質資材の判定方法を検討した。1)広島県内の有機質資材59サンプルを収集し,13グループに分けて調査した。その結果,有機質資材のグループによって化学性は大きく異なり,コナダニの増殖率は家畜ふん堆肥やバーク堆肥で低かった。2)AD可溶有機物量とコナダニの個体数(対数変換値)との相関係数が高く,AD可溶有機物量でコナダニが増殖しにくい有機質資材グループを判定できる可能性が示唆された。3)牛ふん堆肥の腐熟に伴ってC含有率が減少し粗灰分含有率が増加した。C含有率と粗灰分含有率はコナダニの個体数(対数変換値)との相関係数が高かった。簡便に分析可能な粗灰分含有率は,増殖しにくい牛ふん堆肥の判定指標に利用できる可能性があると示唆された。4)堆積開始から一定期間経過し,粗灰分含有率が20%以上に高まった牛ふん堆肥では,コナダニの増殖率は小さかった。5)以上の結果から,ホウレンソウ栽培における有機質資材選定では,AD可溶有機物量の低い家畜ふん堆肥やバーク堆肥の利用がコナダニの増殖抑制に有効と考えられる。加えて,牛ふん堆肥では,粗灰分含有率が20%以上となるよう十分に腐熟させて利用すれば,コナダニの増殖抑制に有効と考えられる。(著者抄録)
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分類 (4件):
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野菜  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  栽培的防除  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (11件):
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