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J-GLOBAL ID:201502212979369015   整理番号:15A1181536

トラフグ・マーケティング戦略構築のための消費者分析-消費地及び天然トラフグ産地東海地方における消費特徴の解明-

Consumer Analysis for Marketing Strategy of Tiger Puffer (Takifugu rubripes): Elucidation of the Consumption Characteristics in Consumption Area and Production Area
著者 (3件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 25-41  発行年: 2015年03月31日 
JST資料番号: F1094A  ISSN: 2187-9265  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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トラフグの消費構造は非常に特殊であり,通常であれば消費者意識が強く需要に反映するが,トラフグ消費の場合,ほとんどの被験者が食するきっかけは“付き合い,あるいは誘いで”であり,消費者が直接的かつ能動的にトラフグを選択,消費する構造となっていなかった。このことから,需要はトラフグ食にポジティブな宴会幹事などのトラフグ食の企画者が強く影響していた。被験者は,官能的品質について,他の白身魚と区別していたが,機能性や効能についてはほとんど知識を有していなかった。調査対象地域における被験者のブランド想起は,トップは山口県(下関)であったが,産地である静岡県,愛知県,三重県の被験者はある程度の頻度で地元の産地ブランドを想起した。東京都のフグ規制緩和(特にフグ専門以外の外食業や小売業に対して)で需要が増加しなかった要因について,東京都在住の被験者は“付き合い,あるいは誘いで”の割合が他府県より高く,すなわち,上述のトラフグ食企画者が,これまでどおりの店を選択したか,フグ専門店志向が高く,同じような専門店を選択し,この規制緩和に反応しなかった可能性があった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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食品工業一般  ,  動物性水産食品 
引用文献 (18件):
  • 石井頼三(1953)「商品の品質と価格」、『商品研究』第13号、pp.9-11。
  • 片町太輔・石田実(2012)「平成23年度トラフグ日本海・東シナ海・瀬戸内海系群の資源評価」、水産庁『我が国周辺の水産資源の現状を知るために』、pp.1600-1616。
  • ケビン・レーン・ケラー(2000)「第3章 ブランド知識構造」ケビン・レーン・ケラー(恩蔵直人、亀井昭宏訳)『戦略的ブランド・マネジメント』、東急エージェンシー、pp.124-171。
  • 鈴木重則・山本敏博・渡辺一俊(2012)「平成23年度トラフグ伊勢・三河湾系群の資源評価」、水産庁『我が国周辺の水産資源の現状を知るために』、pp.1617-1645。
  • 曽雅・任同軍(2011)「中国におけるトラフグ生産概要とフグ食解禁の動き」、『月刊養殖』第48巻第1号、緑書房、pp.26-28。
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