文献

J-GLOBAL ID：201502213197722405   整理番号：15A1364272

耐爆性能に優れる繊維補強セメント系複合材料の高速飛翔体衝突に対する耐衝撃性

著者 (5件)： 山口信 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  安部匠 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  村上聖 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  武田浩二 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  佐藤あゆみ (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 15  ページ： 423-428  発行年： 2015年10月16日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火薬類の爆発を伴う災害においては,爆風に伴って構造物の破片が高速度で周囲に飛散するため,それら飛散物の衝突に対する部材の耐衝撃性の把握が必要となる。そこで,これまでの研究において良好な耐爆性能が確認されているポリエチレン繊維補強コンクリート(PEFRC)およびスラリー充填繊維コンクリート(SIFCON)を対象に鋼製飛翔体の高速衝突試験を実施し,その局部破壊低減性能について実験的検討を行った。その結果として,同一条件下で普通コンクリート版では貫通孔の発生が確認されたのに対し,PEFRCおよびSIFCONを用いた試験体では明確な裏面剥離の発生が認められず,良好な耐衝撃性が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *複合材料 ,  *飛翔体 ,  *高速衝突 ,  *衝撃強さ ,  ポリエチレン繊維 ,  スラリー ,  *防爆性 ,  破壊 ,  スルーホール ,  コンクリート ,  剥離
準シソーラス用語： 貫通孔 ,  局部破壊 ,  *繊維補強セメント複合材料 ,  耐衝撃性 ,  *耐爆発性 ,  裏面剥離

分類 (2件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (8件)：

• 大野友則:飛翔体の衝突に対するRC版の挙動に関する研究の現状,コンクリート工学,Vol.41,No.4,pp.20-28,2003.4
• 防衛施設学会:高速衝突を受けるコンクリート構造物の局部破壊に対する設計ガイドライン(案),2014.3
• 山口信:高分子量ポリエチレン繊維を用いた繊維補強コンクリートの調合設計と耐爆構造材としての応用に関する実験的研究,熊本大学学位論文,2009.3
• 山口信ほか:スラリー充填繊維コンクリートSIFCONの調合および耐爆性能,コンクリート工学年次論文集,Vol.36,No.2,pp.511-516,2014.7
• Rao, H., et al.: Response of SIFCON two-way slabs under impact loading, International Journal of Impact Engineering, Vol.37, pp.452-458, 2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 繊維 ,  補強セメント系複合材料 ,  飛翔体 ,  衝突 ,  耐衝撃性