抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学物質を利用する上でその有害性を評価することは極めて重要である。有害性が強い場合,その代替が必要となるが,元々持つ利用特性を損なうこと無く置き換えることが可能な材料を見出すことは困難である。本稿では,有害性が未知である物質を利用する上で必要なリスク評価について,難燃剤の事例によって解説した。難燃剤として用いられてきたヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)は監視化学物質に指定されたため,その代替材料が開発されているが,それらのリスクトレードオフ評価(RTOA)が必要である。RTOAの解析の手順,HBCDとその代替物質のマテリアルフロー,環境排出量および曝露量の推定および有害性情報,およびリスク評価について述べた。