抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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岡山天体物理観測所188-cm反射望遠鏡は,1960年の観測所開所以来我が国の光学赤外線天文学研究の重要な一翼を担ってきた。しかしながら,近年長期間にわたり多数の天体について精密な視線速度測定を繰り返す太陽系外惑星探索や極めて精密な追尾観測を必要とする系外惑星のトランジット観測などにおいて高い機能が求められるようになってきた。このため,望遠鏡駆動の信頼性の向上と高精度化,高速化を図るとともに観測の自動化に耐えうるシステム構築を目的として駆動系と制御系の改修を行った。その結果,ガイド望遠鏡における指向精度は1.2秒角rms,カセグレン焦点の指向精度は改修前より2倍向上した9.7秒角rms,指向時間は1/4に短縮,追尾精度は0.1-0.2秒角,微小角移動性能は0.3秒角rmsというように大幅な性能向上が確認できた。