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J-GLOBAL ID：201502215929971171   整理番号：15A0947126

吹雪時の冬期道路環境が利用者の走行ルート選定に与える影響について

Influence of Winter Road Environment on Road Users’ Route Selection under Blowing/Drifting Snow Condition

著者 (4件)： 原田裕介 (土木研 寒地土木研) ,  國分徹哉 (土木研 寒地土木研) ,  武知洋太 (土木研 寒地土木研) ,  松澤勝 (土木研 寒地土木研)
資料名： 日本雪工学会論文集  (Journal of Snow Engineering of Japan)
巻： 31  号： 3  ページ： 59-67  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： F1523A  ISSN： 2189-1451  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冬期の吹雪視界の状況,走行距離,走りやすさが,道路利用者のルート選定に与える影響について,コンジョイント分析を用いて評価した。北海道の周辺市町村から主要都市,及び主要都市間の交通について,会場面接方式でアンケート調査を行った。基準距離120km以内では「視界の状況」が最も重視され,基準距離が長くなると「走行距離」が重視された。時間制約がある場合は,「視界の状況」が悪い場合は「走行距離」の増加を許容し,基準距離20kmでは,「走りやすさ」と「視界の状況」が改善すれば「走行距離」の増加を許容した。道路利用者の運転経験の違いによって,「視界の状況」に対する許容度が異なる結果となった。「視界の状況」はルート選定に大きな影響を与え,視界の予測情報を提供すれば安全な運転行動をとる人が多いことがわかった。

シソーラス用語： *吹雪 ,  冬 ,  *道路 ,  気象条件 ,  運転者 ,  *経路選定 ,  *視野 ,  *走行距離 ,  安全性 ,  *快適性 ,  統計的方法 ,  北海道 ,  アンケート ,  面接調査 ,  経験 ,  時間制限 ,  *通信操作
準シソーラス用語： 走りやすさ ,  コンジョイント分析

分類 (2件)： 交通調査  (TB01031B) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (11件)：

• 国土交通省北海道開発局(2010):北海道地方の課題と道路における取組について,pp.9, www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/shingikai/pdf/1_shiryo_2.pdf;2015年4月1日閲覧.
• 原田裕介(2014):インターネットによる吹雪視界予測情報の提供について,ゆき,(社)雪センター,Vol.94,pp.17-23.
• 國分徹哉,金子学,原田裕介,武知洋太,松澤勝(2014):吹雪時の視界予測に関する情報提供実験,寒地技術論文・報告集,Vol.30,pp.74-79.
• 武知洋太,松澤勝,中村浩,金子学,川中敏朗(2010):冬期道路の視界と路面状況による走行速度への影響について,寒地土木研究所月報,Vol.691,pp.2-12.
• 栗山浩一(1998):環境の価値と評価方法-CVMによる経済評価,北海道大学図書刊行会,pp.15-22,pp.207-209.

タイトルに関連する用語 (5件)： 吹雪 ,  冬期 ,  道路環境 ,  走行ルート ,  選定