文献

J-GLOBAL ID：201502216756472421   整理番号：15A1225572

密結合演算加速機構TCAにおけるVerbs実装によるMPI環境の実現

著者 (5件)： 佐藤賢太 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  藤田典久 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  塙敏博 (東大 情報基盤セ) ,  朴泰祐 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  朴泰祐 (筑波大 計算科学研究セ)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2015  号： HPC-150  ページ： VOL.2015-HPC-150,NO.42 (WEB ONLY)  発行年： 2015年07月28日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,GPUのような演算加速装置を用いたクラスタがHPC分野で多く用いられるようになってきている。筑波大学計算科学研究センターでは,ノードを跨ぐ演算加速装置間での直接通信を実現するために,密結合並列演算加速機構TCA(Tightly Coupled Accelerators)を提唱しており,その実装としてPEACH2(PCI Express Adaptive Communication Hub version2)が開発されている。しかしながら,TCA/PEACH2を利用するためには独自のAPIを用いる必要があり,プログラミングコストが高く既存のアプリケーションの移植も容易ではない。本稿では,TCA/PEACH2によってInfiniBandの通信インタフェースであるVerbsを実装することによって,MPIの動作を実現する。その結果,通信レイテンシの増大は避けられなかったが,MPIの利用が可能となり,最大バンド幅に関してはPEACH2とほぼ等しい性能が得られた。また,Verbsはその他のInfiniBand系対応の多くのソフトウェアに標準的に用いられており,本研究によってTCA/PEACH2をそれらのシステムに容易に適用可能となると見込まれる。(著者抄録)

シソーラス用語： *専用プロセッサ ,  マイクロプロセッサ ,  *並列演算 ,  *予測モデル ,  予測 ,  評価 ,  システムインタフェイス ,  入出力インタフェイス
準シソーラス用語： GPU【プロセッサ】 ,  MPI【インタフェイス】 ,  システム性能評価 ,  性能予測 ,  *性能予測モデル ,  通信インタフェイス ,  *汎用利用GPU

分類 (2件)： 計算機システム開発  (JD02010R) ,  専用演算制御装置  (JC04030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 加速 ,  TCA ,  実装 ,  MPI ,  環境