抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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赤外線イメージングを用いた都市・建築等の熱環境空間情報の取得を目的として,特に放射率の補正および大気補正に焦点を当てた全球熱画像法による表面温度の算出方法について述べた。初めに赤外線カメラの仕様,可視光との違い等を説明し,対象面の分光放射率とセンサ感度の波長依存性を考慮した放射率補正,および反射率を用いた周辺反射の補正を含む計測原理と補正方法を示した。次に同カメラとコンピュータ制御雲台で構成した全球熱画像収録システムを提示し,放射温度分布や平均放射温度の測定等の利点を述べた。全周の放射温度分布,幾何情報,対象面材料の分光&指向放射率と反射率(双方向反射関数)をもとに共通特徴点探索とレイトレーシング計算を併用する表面温度の算出手順を示した。表面温度の実測値と補正計算の結果の比較により,対向面からの反射/映り込み等を除去でき,誤差0.3°C,信頼度80~85%等の検証結果を得た。