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J-GLOBAL ID：201502218950837807   整理番号：15A0223916

消化液を用いた脱硫装置の混合酸素濃度,温度およびpHの影響

Effects of Oxygen Supply, Temperature, and pH on Desulfurization using Digested Slurry

著者 (6件)： 鈴木崇司 (東北大 大学院農学研究科) ,  干場信司 (酪農学園大 酪農食環境学群) ,  小川人士 (玉川大 農) ,  高崎宏寿 (玉川大 農) ,  岡本英竜 (酪農学園大 酪農食環境学群) ,  森田茂 (酪農学園大 酪農食環境学群)
資料名： 農業施設  (Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan)
巻： 45  号： 4  ページ： 148-154  発行年： 2014年12月25日 
JST資料番号： L0964A  ISSN： 0388-8517  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオガスを利用する際には,経済的で効率良い脱硫が求められる。しかし,消化液を利用した脱硫装置における効率よい脱硫を行うための運転・環境条件の検討は充分になされていない。本報では,小型実験装置を用いた脱硫試験を行い,脱硫効率に及ぼす混合酸素濃度,装置温度,消化液pHの影響を検討した。反応筒には0.24m³の塩化ビニル製の円筒を用い,内部に接触材を充填した。接触材の表面には,装置上部から消化液を1日1回5分程度噴射して運転を行った。目標の脱硫率85%以上を達成するためには,混合酸素量は,1.0%以上にする必要がある。しかし,バイオガスを希釈することになるため,1.0%に抑えることが重要である。装置温度は,約20°C以上で保つことが求められ,脱硫装置を発酵槽に近い位置に設置するか,発酵槽を加温するのと同じように発電時の熱で作られた温水を脱硫装置にも適用することが必要である。消化液pHは,7.0以上で運転することが求められ,定期的に一部の液を交換する運転方法が望ましいと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *液体肥料 ,  *発酵液 ,  *化学装置 ,  濃度 ,  温度 ,  pH【水素イオン指数】 ,  エネルギープラント ,  脱硫 ,  発酵槽 ,  材料
準シソーラス用語： *メタン発酵消化液 ,  *吸着脱硫装置 ,  酸素濃度 ,  バイオガスプラント ,  接触材

分類 (1件)： 農業廃棄物の排ガス処理  (FB07030M)

引用文献 (31件)：

• Brinkhoff, T.G. Muyzer, O.C. Wirsen and J. Kueven (1999): Thiomicrospira kuenenii sp. nov. and Thiomicrospira frisia sp. nov., two mesophilic obligately chemolithoautotrophic sulfur-oxidizing bacteria isolated from an intertidal mud flat, International Journal of Systematic Bacteriology 49: 385-392.
• Cha, J.M. W.S. Cha and J.H. Lee (1999): Removal of organosulphurodour compounds by Thiobacillus novellas SRM, sulphuroxidizing microorganisms,Process Biochemistry 34(6-7): 659-665.
• Chung, Y.C., C. Huang and C.P. Tseng (1996): Operation optimization of Thiobacillus thioparus CH11 biofilter for hydrogen sulfide removal, Journal of Biotechnology 52: 31-38.
• Elias, A., A. Barona, A. Arreguy, J. Rios, I. Aranguiz and J. Peñas (2002): Evaluation of a packing material for the biodegradation of H2S and product analysis, Process Biochemistry 37: 813-820.
• Grant C A, Mahli S S, Karamanos R E (2002): Sulfur management for rapeseed, Field Crops Research, 2012;128: 119-128.

タイトルに関連する用語 (4件)： 消化液 ,  脱硫装置 ,  酸素濃度 ,  pH