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J-GLOBAL ID：201502224339871625   整理番号：15A0498934

東北地域における野生大豆(ツルマメ)の収集-青森県下北半島地域-

著者 (3件)： 島村聡 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ) ,  加藤信 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ) ,  菊池彰夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究セ)
資料名： 植物遺伝資源探索導入調査報告書  (Annual Report on Exploration and Introduction of Plant Genetic Resources)
巻： 30  ページ： 53-57,59,61  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： J0773A  ISSN： 0915-602X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新たなダイズ育成用として期待されるダイズ(Glycine max)の祖先種であるツルマメ(Glycine soja)の遺伝資源保全を目的として探索・収集を実施した。2013年に2回に分けて,青森県下北半島地域の2か所でツルマメを探索して,同一集団と思われた莢を収集し,乾燥して,脱穀調整した。その結果,1回目の地域では,全地域の内の18地点でツルマメを確認できたが,2回目の地域では,ツルマメを確認できなかった。かつて下北半島にはツルマメが広く分布していたが,自生地の造成・整備,宅地開発など,また休耕田などの非人為的影響によって,減少または消滅したものと考えられる。今後,更なる研究のために,増殖および特性評価を実施する予定である。

シソーラス用語： *ダイズ属 ,  ダイズ ,  野生生物 ,  豆莢 ,  *探索行動 ,  *資料収集 ,  作物育種 ,  *遺伝資源
準シソーラス用語： Glycine max ,  *Glycine soja ,  *ツルマメ ,  *遺伝資源保護 ,  遺伝資源保全 ,  *下北半島 ,  植物遺伝資源 ,  植物育種 ,  野生種 ,  莢

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  豆類  (FC03035U)

引用文献 (7件)：

• 菊池彰夫・田渕公清・足立大山(1996)雄物川流域河川で収集したツルマメの蛋白質サブユニットの変異.日作東北支部報39:95-96.
• Haajika, M., M. Takahashi, S. Sakai and K. Igita (1996) A new genotype of 7S globulin (β-conglycinin) detected in wild soybean (Glycine soja Sieb. et Zucc.). Jpn. J. Breed. 46 : 385 - 386.
• 丸山伸之・福田貴子・島本義也・金澤章・内海成(2004)大豆野生種“ツルマメ“の貯蔵たん白質の特性解析と活用.大豆たん白質研究7:20-25.
• 藤田佳克・鈴木穂積(1986)ダイズ紫斑病に対する野生ダイズ(ツルマメ)系統の抵抗性. 北日本病虫研報37:56-59.
• 中村茂樹・菊池彰夫・高橋浩司(1994)東北地域の野生大豆(ツルマメ)の収集1)秋田県内雄物川流域河川の収集.植探報10:53-58.

タイトルに関連する用語 (6件)： 地域 ,  大豆 ,  ツルマメ ,  収集 ,  青森 ,  下北半島