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J-GLOBAL ID：201502244801534479   整理番号：15A0758191

積雪寒冷地における短期集中降雪と寒さに関する指標の将来傾向

Trends of Future Heavy Snowfall and Accumulated Freezing Indexes in Japanese Snowy Cold Region

著者 (5件)： 原田裕介 (土木研 寒地土木研) ,  上田真代 (土木研 寒地土木研) ,  上田真代 (土木研) ,  松下拓樹 (土木研) ,  松澤勝 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木研究所月報  (土木研究所寒地土木研究所月報)
号： 745  ページ： 11-20  発行年： 2015年06月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 1881-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 将来にわたり冬期道路管理を十分かつ効果的に実施するために,気候変動の影響を考慮した道路雪氷対策の長期計画を検討することが重要である。本論文では,短期集中降雪および冬期の寒さの指標について,気象観測値と気候モデルの出力値との関係に基づいた将来推定方法を検討した。つぎに,この方法を我が国の積雪寒冷地域に適用し,近未来および21世紀末の変化傾向を求めた。その結果,北海道内陸地域で短期集中降雪が増加する傾向が示され,その影響を緩和するための方策が考慮される。また,北海道の寒冷地域では,凍結融解日数の増加傾向が示された。これは,凍結融解作用に伴う舗装損傷の可能性が高くなることを示唆するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： 積雪寒冷地 ,  *降雪 ,  道路 ,  気候変動 ,  指標 ,  *気候モデル ,  測定データ ,  北海道 ,  凍結融解 ,  *道路管理 ,  積算温度
準シソーラス用語： *気象観測値 ,  *冬期道路

分類 (2件)： 道路の維持修繕  (RC08050E) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (22件)：

• Harada, Y., et al.: Trends of Winter Climate Conditions in Cold Snowy Regions of Japan, Proceedings of the 16th SIRWEC Conference, Helsinki, 23-25 May 2012, 2012.
• 芋岡利昭:年末年始の記録的な豪雪について~国道9号の被害、その課題と取組~、道路、840、pp.34-35、2011.
• 大泉隆是:『平成22年度12月25日~27日豪雪』~国道49号の通行障害について~、第24回ゆきみらい研究発表会論文集、pp.1-4、2012.
• 気象庁:地球温暖化予測情報 第8巻、88pp、2013.
• Transportation Research Board: The Potential Impacts of Climate Change on U.S. Transportation, TRANSPORTATION RESEARCH BOARD SPCIAL REPORT 290, 280pp, 2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 積雪寒冷地 ,  短期 ,  降雪 ,  指標 ,  将来 ,  傾向