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J-GLOBAL ID：201502255908433952   整理番号：15A0187544

誘導電動機学習のための遠隔実験システムの開発

Development of a Remote Experiment System for Learning Induction Motors

著者 (5件)： 瀬戸口和明 (佐賀大) ,  福本尚生 (佐賀大) ,  古川達也 (佐賀大) ,  伊藤秀昭 (佐賀大) ,  相知政司 (千葉工大)
資料名： 電気学会教育フロンティア研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： FIE-14  号： 25-44  ページ： 97-102  発行年： 2014年12月13日 
JST資料番号： L4674A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは大学などでの学生実験において理解度にばらつきが生じないように自らが主体的に実験でき,手軽に納得できるまで反復学習が可能な電気機器を対象とする遠隔実験システムを開発している。本論文では,模擬誘導電動機の回転制御や電流計測の実験が可能な遠隔実験システムについて述べた。本システムではWebサーバに接続されているマイコンボードを制御し,模擬誘導電動機の回転風景をWebカメラで撮影・観察できる。製作した模擬誘導電動機は4つのコイルとヨークからなる固定子と回転子で構成され,2つのコイルが回転子を挟んで直列に接続された2個で一対のコイル対に流れる電流を計測し,結果をグラフ表示できる。遠隔で操作するために,1)遠隔実験用Webページを表示するhttpサーバ,2)クライアントから制御命令などのデータ通信やマイコンからの画像データを受け取るためのwebsocket通信プログラム,3)TCP(Transmission Control Protocol)を用いて制御命令をマイコンに伝送するプログラムからなるWebサーバを構築した。また,リレー素子を用いて誘導電動機に接続する素子の切替えを実現し,複数の状態での実験を行って回転子の動作や,観測される電波波形の違いから回転原理を学習できることを説明した。

シソーラス用語： *誘導電動機 ,  スイッチ ,  *技術教育 ,  遠隔制御 ,  装置 ,  *Web【情報システム】 ,  マイクロコンピュータ ,  プリント基板 ,  カメラ ,  回転子 ,  固定子 ,  Webページ ,  TCP/IP ,  スイッチング ,  評価試験 ,  波形 ,  回転
準シソーラス用語： マイコン ,  遠隔実験 ,  継電器 ,  電気機器

分類 (3件)： 電気式制御機器  (IC02020Y) ,  技術教育  (IA01050S) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (4件)：

• M. Ishibashi, H. Fukumoto, T. Furukawa, H. Itoh and M. Ohchi: "Development of a Web-Based Remote Experiment System for Electrical Machinery Learners", International Power Electronics Conference, 19P14-3, Hiroshima, Japan(2014)
• 瀬戸口和明,福本尚生,古川達也,伊藤秀昭,相知政司:「Raspberry Piを用いた遠隔計測システムの開発」,電子情報通信学会九州支部学生会講演論文集,D-10(2013)
• 瀬戸口和明,福本尚生,古川達也,伊藤秀昭,相知政司:「学習支援のための誘導機遠隔実験システムの開発」,電気・情報関係学会九州支部連合大会講演論文集,06-2A-01(2014)
• A. Tekin, F. Ata, and M. Gökbulut: "Remote control laboratory for DSP-controlled induction motor drives", Comput. Appl. Eng. Educ. 20 , 702 - 712(2012)

タイトルに関連する用語 (4件)： 誘導電動機 ,  学習 ,  遠隔実験 ,  開発