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J-GLOBAL ID：201502259728926697   整理番号：15A0612082

ヒト細胞株(Caco2及びHL7702)におけるカドミウム毒性とその生物学的利用能の影響評価

Impact Assessment of Cadmium Toxicity and Its Bioavailability in Human Cell Lines (Caco-2 and HL-7702)

著者 (10件)： AZIZ Rukhsanda (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  RAFIQ M. T. (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  RAFIQ M. T. (International Islamic Univ., Islamabad, PAK) ,  YANG Jie (Sichuan Univ., Chengdu, CHN) ,  LIU Di (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  LU Lingli (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  HE Zhenli (Univ. Florida, FL, USA) ,  DAUD M. K. (Kohat Univ. Sci. and Technol., Kohat, PAK) ,  LI Tingqiang (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  YANG Xiaoe (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2014  号： Biotechnology  ページ： 839538 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カドミウム(Cd)は深刻な健康関連問題を引き起こす広範囲環境毒性汚染物質である。本研究では,ヒト腸細胞株(Caco2細胞)と正常ヒト肝細胞株(HL7702細胞)双方へのCd毒性及び生物学的利用能を調べ,ヒト腸及び肝臓でのCd蓄積と毒性研究のためのin vitroモデルとしての適性を評価した。結果は両細胞株によるCd取込が用量依存的に増加し,10mgL^-1で,Caco-2細胞(720.15μgmg^-1細胞蛋白質)の取込はHL-7702細胞(229.01μgmg^-1細胞蛋白質)よりも有意に高いとを明らかにした。細胞毒性アッセイ(LDH放出,MTTアッセイ)によるCdの時間および用量依存的効果をCd処理両細胞株で観察した。HL7702細胞の抗酸化酵素と分化マーカー(SOD,GPX,AKP)活性はCaco2細胞よりも高かったが,両細胞共Cdレベル上昇と共に大幅に減少した。本結果は,一定以上のCdは細胞の抗酸化活性酸化を阻害し,HL7702細胞はCaco2細胞よりもCd曝露に対してより敏感であることを示す。しかし,0.5mL^-1以下のCd濃度では,両細胞株に対する毒性効果をもたらさない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： Caco2細胞 ,  肝細胞 ,  培養細胞 ,  曝露試験 ,  毒性試験 ,  *細胞毒性 ,  バイオアッセイ ,  酸化ストレス ,  *カドミウム ,  *重金属 ,  バイオマーカー ,  グルタチオンペルオキシダーゼ ,  乳酸デヒドロゲナーゼ ,  スーパーオキシドジスムターゼ ,  細胞内蓄積 ,  アルカリ性ホスファターゼ ,  バイオアベイラビリティ ,  酵素活性度 ,  濃度依存性
準シソーラス用語： HL7702細胞 ,  MTTアッセイ ,  SOD

分類 (2件)： 金属及び金属化合物の毒性  (GZ02022V) ,  カドミウムとその化合物  (SB05022I)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト細胞株 ,  カドミウム ,  毒性 ,  生物学的利用能 ,  影響評価