抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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陸上生態系において大きな影響力を有する生物のひとつとして知られているアリについて,特に高山に生息するものの生態系機能に関して調査した。北アルプスの常念岳の登山口から山頂までの間で調査を実施した。その結果,朝9時50分頃に常念小屋付近で,タカネクロヤマアリの営巣を発見して,10個体の働きアリを確認できた。同日に,山頂までの登山道沿いで,ヤマユスリカ類の大量発生を確認した。著者らは,タカネクロヤマアリが,高地という厳しい環境において,限られた餌資源としてこれらを確保するために,朝早くから働きアリを出動させたと推定した。