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J-GLOBAL ID：201502266687091530   整理番号：15A0603285

光を用いた人体通信実用化に向けた基礎的検討

Fundamental study for practical application of optical communication through human body

著者 (4件)： 関大輔 (北大 大学院情報科学研究科) ,  浪田健 (京大 大学院医学研究科) ,  加藤祐次 (北大 大学院情報科学研究科) ,  清水孝一 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 514(MBE2014 116-179)  ページ： 47-52  発行年： 2015年03月09日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近赤外光を用いた人体通信の実用化に向けて,モバイル化可能な実験系を用いて生体模擬試料(ファントム)および人体における光伝搬特性を調べた。まずファントムを用いた実験により,伝送波形のduty比を下げて尖頭値を高くすることで,光信号伝送可能距離の伸長が期待できることを確認した。次に腕時計型の送光器を作製し,ヒト手部において手首から指先への体内光信号伝送が可能であることを確認した。また,体表からの輻射光は手掌部近傍(約100mm)に限定できることを新たに見出した。さらに,実用性の高い受光器を作製し,送光器と組み合わせてヒト手掌部における光信号伝送の可能性を実証した。(著者抄録)

シソーラス用語： 通信 ,  伝送媒体 ,  *身体部位 ,  *近赤外線 ,  ファントム ,  *光伝搬 ,  光信号 ,  手首【生体】 ,  手指
準シソーラス用語： *近赤外光 ,  指先 ,  *人体通信

分類 (1件)： 通信方式一般  (ND07010E)

引用文献 (4件)：

• M. A. Hanson, H. C. Powell Jr., A. T. Barth, K. Ringgenberg, B. H. Calhoun, J. H. Aylor, and J. Lach, "Body area sensor networks: challenges and opportunities," Computer, vol.42, no.1, pp.58-65, Jan. 2009.
• H. Cao, V. Leung, C. Chow, and H. Chan, "Enabling technologies for wireless body area networks: a survey and outlook," IEEE Comm. Mag., vol.47, no.12, pp.84-93, Dec. 2009.
• 斎藤俊英,柿田瞬,加藤祐次,清水孝一,"散乱光を用いた経皮体内情報伝送の可能性,"信学技報,vol.107,no.541,pp.57-60,Mar.2008.
• 柿田瞬,加藤祐次,清水孝一,"体内散乱光によるデータ伝送実現のための基礎的検討,"信学技報,vol.109,no.460,pp.103-108,Mar.2010.

タイトルに関連する用語 (3件)： 人体通信 ,  実用化 ,  基礎的検討