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J-GLOBAL ID：201502272328977191   整理番号：15A0170623

周期実行システムにおける中間データに着目した電力制御手法

著者 (9件)： 重松拓也 (東大) ,  薦田登志矢 (東大) ,  中田尚 (東大) ,  三輪忍 (東大) ,  佐藤洋平 (ルネサスエレクトロニクス) ,  植木浩 (ルネサスエレクトロニクス) ,  林越正紀 (ルネサスエレクトロニクス) ,  清水徹 (ルネサスエレクトロニクス) ,  中村宏 (東大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2013  号： EMB-30  ページ： WEB ONLY VOL.2013-EMB-30,NO.5  発行年： 2013年09月10日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,様々な分野でスマートセンサシステムが使われている。しかし各ノードに十分な電源を確保することは難しく,電池で動作しなければならない状況で利用されることも多い。このような状況下では電池交換の回数を最小化したいといった要求があり,ノード自体の省電力化が強く求められている。特に,ノード内で高度な処理を行うセンサシステムではマイコンが消費する電力が問題となっている。従来より,マイコンの消費電力を抑えるためにパワーゲーティングと呼ばれる手法が用いられるが,近年ではワーキングメモリをもパワーゲーティングするより深いスリープモードを持つマイコンも登場している。深いスリープを行えば大幅な電力削減効果が得られるが,ワーキングメモリの内容が失われるため,復帰後も必要な中間データは不揮発メモリに退避させる必要がある。また,中間データの退避にも追加エネルギが必要であるため,深いスリープによって得られる消費エネルギの削減分より,この退避エネルギが大きくなる場合には深いスリープを行うべきではない。そこで本稿では,中間データのサイズと保持期間に着目し,マイコンが消費するエネルギを最小化する最適な電源制御とデータ退避方法を導出するアルゴリズムを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *センサ ,  *省エネルギー ,  マイクロコンピュータ ,  消費電力 ,  *電力制御 ,  記憶 ,  モード ,  遊休時間 ,  最適化 ,  計算機アルゴリズム ,  評価試験
準シソーラス用語： エネルギー最小化 ,  *スマートセンサ ,  スリープモード ,  パワーゲーティング ,  マイコン ,  ワーキングメモリ ,  *省電力 ,  電源制御 ,  電池交換

分類 (3件)： 計測機器一般  (AD02000X) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B) ,  電気量制御  (IC03020F)

引用文献 (2件)：

• RX63N グループ, ユーザーズマニュアル ハードウェア編. (http://documentation.renesas.com/doc/products/mpumcu/doc/rx_family/r01uh0041jj0160_rx63n631.pdf)
• 岡本和也 : エネルギモデルを用いたマルチコア組み込みシステムの設計支援 (2012). 東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻修士論文.

タイトルに関連する用語 (4件)： 周期 ,  中間データ ,  着目 ,  制御手法