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J-GLOBAL ID：201502275574898674   整理番号：15A0094672

バイオマス由来ガス燃料のHCCIエンジンへの適用の試み

著者 (1件)： 山崎由大 (東大)
資料名： クリーンエネルギー
巻： 24  号： 1  ページ： 13-20  発行年： 2015年01月10日 
JST資料番号： L1693A  ISSN： 0918-7510  CODEN： KUENE9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオマス由来ガス燃料の組成に変動がある場合にも,高い効率で安定した運転を実現するHCCIエンジンの自動運転制御方式の構築を目指し,ガス組成が着火及び燃焼に与える影響を実験的に調査し,制御方法及びセンシング手法の検討を行い,自動制御運転アルゴリズムを構築,実装し,その有効性を検討した。バイオマス由来ガス燃料は,燃料の組成によって燃焼特性が大きく変化する場合があり,安定した熱効率を維持するためには,燃料の組成に応じて何らかの制御が必要となる。バイオマス由来ガス燃料と都市ガス13Aの混合燃料を用いて,混合割合を変化させた場合の燃焼特性の変化を調査した。バイオマス由来ガス燃料のみでは,上死点後から圧力波形にノックによるものと思われる振動が発生しているが,都市ガス13Aの割合が大きくなると,圧力振動は生じなくなった。都市ガス13Aは自己着火性が低く,制御のための適切な燃料である。制御を行うには燃焼状態の把握が必要となるため,点火プラグを利用してイオン電流を計測した。イオン電流のピーク時期を計測し目標値になるように制御することで,熱発生率の位相も制御可能と考えられるため,イオン電流をフィードバック信号にしたフィードバック制御系を構築した。フィードバック制御の構築にあたっては,乗用車用エンジンで検討され始めている物理モデルによるモデルベース制御のコンセプトが有用と考えられ,今後検討していきたい。

シソーラス用語： *圧縮点火機関 ,  *自己着火 ,  予混合燃焼 ,  *バイオガス ,  生物燃料 ,  都市ガス ,  *混合燃料 ,  *フィードバック制御 ,  イオン電流 ,  圧力変動 ,  *燃焼特性 ,  モデルベース制御 ,  気体燃料
準シソーラス用語： *HCCIエンジン ,  バイオ燃料 ,  圧力振動 ,  ガス燃料

分類 (1件)： 圧縮点火機関  (PB02030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： バイオマス由来 ,  ガス燃料 ,  HCCIエンジン ,  試み