抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,スマートフォンなどの携帯端末が普及しており,列車内に多数の端末が高密度で存在している。端末の増加に伴い公衆無線LANの提供も増加しているが,2020年には通信量が現在の10倍になると予想されていることから,エントランス回線の容量不足が懸念されている。新幹線などの高速移動体でも公衆無線LANサービスは提供されているが,従来の等化技術では高速なチャネル変動による性能劣化を抑えきれないため,新たな対策が必要である。そこで列車の進行方向とは逆順に受信アンテナ素子を切換えることにより実質的に受信点を一定位置に固定し,チャネル変動を低速化する技術に着目した。アンテナ切換え技術では,適切なアンテナ素子間隔の設定,素子切換え周期やタイミング,スイッチや回路での影響低減やMIMOへの対応といった問題がある。連続切換型アレーアンテナおいて,アンテナ間結合がない程度に素子を配置し幹線の速度に対して受信素子の位置を一定となるようにするには,シンボル周期より長い周期で切換えることになる。そこでシンボル周期ごとに切換えるため,多数あるアレーアンテナ素子のうち複数を選択しこれを加重平均によって合成する手法をシミュレーションにて検討した。(著者抄録)