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J-GLOBAL ID：201502286081956146   整理番号：15A0386506

HTS-SQUIDとLC共振器を用いた食品検査用超低磁場MRIシステムの検討

Ultra-Low Field MRI System using HTS-SQUlD with a LC Resonator for Food Inspection

著者 (6件)： 豊田裕智 (豊橋技科大) ,  山本将彰 (豊橋技科大) ,  川越聡 (豊橋技科大) ,  八田純一 (豊橋技科大) ,  有吉誠一郎 (豊橋技科大) ,  田中三郎 (豊橋技科大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 406(SCE2014 49-57)  ページ： 31-35  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は高磁場MRIよりも低コストで簡易的なシステムが構築できるという利点から,高温超伝導磁気センサのHTS-SQUIDを用いた食品検査用超低磁場MRIシステムを検討している。このシステムを用いて食品のMRI画像を得てキュウリに開けた穴を検出することができたが,食品検査用としては画像の分解能と検出範囲が不十分であった。これは,サンプルからのMRI信号を検出するHTS-SQUIDの磁場感度と有効捕獲面積が小さいためと考え,SQUIDの周りに液体窒素温度に冷却したLC共振器のコイルを設置し,性能の改善を検討した。また,感度向上により環境磁場ノイズの大きさが問題となってきたので,その影響を抑制するために補間やフィルタリング等のデータ処理を行い,画像再構成のためのソフトウェアを試作した。その結果,画質の改善を確認することができたので,磁気シールドを強化するなど信号対雑音比を改善すれば,食品検査への応用の可能性が高くなることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *高温超伝導 ,  *磁気センサ ,  *SQUID ,  *NMRイメージング ,  弱磁場 ,  *食品検査 ,  分解能 ,  範囲 ,  LC回路 ,  感度 ,  性能 ,  能力 ,  磁気遮蔽 ,  雑音
準シソーラス用語： *低磁場MRI ,  画像分解能 ,  検出範囲 ,  検出感度 ,  磁気雑音

分類 (3件)： 有機化合物のNMR  (BM07044Q) ,  Josephson接合・素子  (BM04043E) ,  食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (8件)：

• J. Clarke, M. Hatridge, M. Mößle. Annu. Rev. Biomed. Eng. 9 (2007) 389-413.
• L.Q. Qiu, Y. Zhang, H-J. Krause, A.I. Braginski, A. Offenhäusser. Journal of Magnetic Resonance 196(2009) 101-104.
• L.Q. Qiu, Y. Zhang, H-J. Krause, A.I. Braginski, A. Offenhäusser. Journal of Magnetic Resonance 196(2009) 101-104.
• S.Fukumoto, S.Tsunaki, T.Chigasaki, Y. Hatsukade, S.Tanaka, Physica C 484 (2013) 202-205.
• Y. Hatukade, S. Tsunaki, M. Yamamoto, T. Abe, J. Hatta, S. Tanaka. Physica C 494 (2013) 199-202.

タイトルに関連する用語 (5件)： HTS ,  SQUID ,  LC共振器 ,  食品検査 ,  低磁場MRI