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J-GLOBAL ID：201502297432228225   整理番号：15A0742199

有機・無機ハイブリッドをバインダとする電着法によるアルミナコーティング技術

Electrophoretic deposition of Al₂O₃ coatings on metal substrates using polydimethylsiloxane-based organic-inorganic hybrid materials as binders

著者 (1件)： 青木裕介 (三重大)
資料名： 電気学会誘電・絶縁材料研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： DEI-15  号： 50-56  ページ： 25-27  発行年： 2015年05月14日 
JST資料番号： Z0908B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,電着法(EPD)により基板金属に電着膜を成膜する際,熱膨張の差により膜の剥離やクラックが生じるのを防止するために,ポリジメチルシロキサン(PDMS)ベースの有機・無機ハイブリッド材料をバインダとして用いることを提案した。具体的には金属アルミニウム上に,高絶縁・高熱伝導性を有するアルミナ膜を形成した。その結果金属・電着膜間の応力緩和に成功し,クラックフリーで膜強度の大きい電着膜を得ることができた。作製した電着膜は3W/mk以上の熱伝導率と,60kV/mm以上の絶縁破壊電圧を示した。更に長期耐熱試験を300°Cで200時間実施した結果,電着膜にはクラック・剥離が発生せず,熱伝導率・絶縁特性も変化せず,十分な長期耐熱性を有することを確認した。

シソーラス用語： *電着 ,  粘結剤 ,  *アルミナ ,  *ハイブリッド複合材料 ,  熱膨張 ,  剥離 ,  亀裂 ,  ポリジメチルシロキサン ,  アルミニウム ,  応力緩和 ,  電圧 ,  熱伝導率 ,  耐熱性
準シソーラス用語： PDMS【重合体】 ,  クラック ,  バインダ ,  絶縁破壊電圧 ,  *有機無機ハイブリッド材料

分類 (4件)： 固体デバイス製造技術一般  (NC03030V) ,  有機けい素化合物  (CF08030C) ,  クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (11件)：

• T. Iwamoto, K. Morita and J. D. Machenzie, J. Non-Cryst. Solids, 159, 65(1993).
• S. Katayama, Y. Kubo, and N. Yamada, J. Am. Ceram. Soc., 85 [5], 1157(2002).
• N. Yamada, I. Yoshioka , Y. Sugimoto and S. Kataoka, J. Ceram. Soc. Jpn., 107[6], 582(1999).
• Y. Aoki, H. Kubo and T. Shindou, IEEJ Trans. on Fundamentals and Materials, 130, 221(2010). (in Japanese).
• M. Sugiura, F. Imasato, A. Ohno, Y. Aoki, S. Nakamura, T. Okamoto. and T. Shindou, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 464[835], 253 (2007).

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機・無機ハイブリッド ,  バインダ ,  電着 ,  アルミナ ,  コーティング