特許
J-GLOBAL ID:201503018527871328

遺伝子変異の検出方法及びそれに用いる蛍光標識オリゴヌクレオチド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 間山 世津子 ,  野村 健一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-070642
特許番号:特許第5813263号
出願日: 2015年03月31日
要約:
【課題】野生型遺伝子を多く含む遺伝子群中における変異遺伝子を高感度に、かつ迅速・簡便に検出することができる手法を提供すること。 【解決手段】遺伝子多型が複数存在する可能性のある遺伝子あるいは検体を対象として、検査対象とする遺伝子型を特異的に検出することを目的とした核酸の測定方法において、蛍光色素で標識されたオリゴが、検査対象以外の遺伝子型にハイブリダイズすることで、当該遺伝子型の遺伝子増幅を抑制するとともに、上記と同一の蛍光標識オリゴを、上記と同一の遺伝子増幅工程において増幅された検査対象の遺伝子型に由来する増幅産物にハイブリダイズさせ、ハイブリダイゼーション前後での蛍光色素の蛍光強度変化から、検査対象の遺伝子型を特異的に検出することを特徴とする核酸の測定方法。前記方法に使用可能な蛍光標識オリゴヌクレオチドも提供される。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】遺伝子多型が複数存在する可能性のある遺伝子あるいは検体を対象として、検査対象とする遺伝子型を特異的に検出することを目的とした核酸の測定方法において、蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチド(以下、蛍光標識オリゴ)が、検査対象以外の遺伝子型にハイブリダイズすることで、当該遺伝子型の遺伝子増幅を抑制するとともに、上記と同一の蛍光標識オリゴを、上記と同一の遺伝子増幅工程において増幅された検査対象の遺伝子型に由来する増幅産物にハイブリダイズさせ、ハイブリダイゼーション前後での蛍光色素の蛍光強度変化から、検査対象の遺伝子型を特異的に検出することを特徴とする核酸の測定方法であって、蛍光標識オリゴが以下の(i)〜(iv)の特徴を有する前記方法。 (i) 検査対象以外の遺伝子型の遺伝子の配列を有する。 (ii) オリゴヌクレオチドの一部または全部がBNA(Bridged Nucleic Acid)で構成される。 (iii) 標的核酸とのハイブリダイゼーションにより、蛍光強度が変化する特性を有する。 (iv) 核酸増幅反応における伸長が発生する温度域において、検査対象以外の遺伝子型を含む標的核酸とは強固に結合しているが、検査対象とする遺伝子型を含む標的核酸とは、その増幅を抑制するほどは強固に結合していないことにより、核酸増幅反応における検査対象以外の遺伝子型の遺伝子増幅が抑制され、検査対象とする遺伝子型の遺伝子が優先的に増幅される。
IPC (3件):
C12Q 1/68 ( 200 6.01) ,  C12N 15/09 ( 200 6.01) ,  G01N 21/64 ( 200 6.01)
FI (3件):
C12Q 1/68 ZNA A ,  C12N 15/00 A ,  G01N 21/64 Z
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)
引用文献:
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