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J-GLOBAL ID：201602201571172308   整理番号：16A0143516

Hill-Climbing法を用いたパルス幅制御PLLのPVTばらつきへの自動適応

Autonomously Tracking PVT Variations of Pulse Width Controlled PLL using Hill-Climbing Method

著者 (5件)： 都井敬 (東大) ,  名倉徹 (東大 大規模集積システム設計教育研究セ) ,  飯塚哲也 (東大 大規模集積システム設計教育研究セ) ,  浅田邦博 (東大) ,  浅田邦博 (東大 大規模集積システム設計教育研究セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 373(ICD2015 63-95)  ページ： 135-140  発行年： 2015年12月10日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,パルス幅制御PLLの発振部に可変長リングオシレータを採用し,リング段数を自動切り替えすることでPLLのロックレンジをPVT(Process,Voltage,Temperature)ばらつきに適応するようにシフトさせる手法を提案する。リング段数の自動切り替えアルゴリズムにはHill-Climbing法を用いた。それは発振器の制御信号を固定した状態で,参照クロック数とフィードバッククロック数を比較し,参照クロック数がフィードバッククロック数より大きい期間はリング段数を減らし続け,その期間が終わると制御信号の固定をはずしPLLがロックに至るというものである。180nmプロセスにてチップを試作し,1.53~2.07Vにおいて従来のパルス幅制御PLLに比べて25%のロックレンジの拡張を実現した。また,レイアウト面積は0.0265mm²で,1.8V下で600MHzで発振させたときのRMSジッターは2.99ps,消費電力は4.79mWとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *パルス幅 ,  *制御 ,  *位相同期ループ ,  クロック ,  フィードバック ,  ジッタ ,  *リング発振器 ,  電圧 ,  温度 ,  分散【variance】 ,  消費電力
準シソーラス用語： *パルス幅制御 ,  *PLL【信号】

分類 (1件)： 発振回路  (NC05020Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： パルス幅 ,  PLL ,  PVT ,  ばらつき ,  適応