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J-GLOBAL ID：201602202566656697   整理番号：16A0260721

実用化される超伝導技術 6.船舶推進用超電導モータ

著者 (1件)： 和泉充 (東京海洋大 大学院海洋科学技術研究科)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 99  号： 3  ページ： 218-222  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気モータでプロペラを駆動する電気推進船は,環境負荷,経済性,操船性,安全性,低振動性や省力化等の面で優れた潜在的特徴を有し,砕氷艦や氷海での調査船,負荷変動の濃密な商船や特殊船で採用されている。この電気モータには低速・高トルクが要求されるが,従来の電機では,重量,体格,効率の諸元で改善が要求される。これらの要請を満たす超電導を応用したモータの設計開発は従来から行われているがビスマス系高温超電導体の線材化の成功によりコイル化から大出力モータへの出口が技術的に見えてきた。本稿では,海外の大形超電導回転機の開発動向とともに国産線材をコイル化して実装し,試験研究が進む船舶用高温超電導モータを中心に進展を述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *超伝導 ,  *船舶推進 ,  *電動機 ,  電気推進船 ,  プロペラ ,  砕氷船 ,  低速度 ,  トルク ,  ビスマス ,  高温超伝導体 ,  線材 ,  高温超伝導 ,  超伝導コイル ,  船舶
準シソーラス用語： *超伝導モータ ,  開発動向

分類 (3件)： その他の超伝導応用装置  (BM04044V) ,  電動機  (NB07030U) ,  船舶性能  (QJ02010Q)

引用文献 (31件)：

• "スーパーエコシップの研究開発,"(国研)海上技術安全研究所, http://www.nmri.go.jp/main/etc/kaisetsu/0013.html
• "スーパーエコシップ貨客船「橘丸」竣工~1,000隻目の共有旅客船,"(独)鉄道・運輸機構, http://www.jrtt.go.jp/08-2Press/pdf/H26/pressh260619.pdf
• "SES開発の歴史と検証,"月刊共有船,vol.496-512,May 2014-Dec.2015.
• 川崎重工業,東京海洋大学,海上技術安全研究所,"船舶用高温超電導モータ内蔵ポッド推進システムの研究開発,"平成19年度-平成21年度エネルギー利用合理化技術戦略的開発事業成果報告書(先導研究フェーズ:エネルギー有効利用基盤技術先導研究開発), http://www.nedo.go.jp/activities/FK_00026.html
• B. Gamble, G. Snitchler, and T. MacDonald, "Full power test of a 36.5 MW HTS propulsion motor," IEEE Trans. Appl. Supercond., vol. 21, no. 3, pp. 1083-1088, 2011.

タイトルに関連する用語 (3件)： 伝導 ,  船舶推進 ,  超電導モータ